
こんにちは、アッティです。
「アッティの熱湯とやま人」は、富山のために熱い気持ちを持って頑張る人の本音に迫る番組!
今回のゲストは、株式会社ウオー 代表取締役の中川 めぐみ (なかがわ めぐみ) さんです。※2024年11月現在
釣りと漁業そして地域活性化を軸に、水産業の深刻な課題を明るく解決する方法を考えるなど、大活躍の中川さんに熱く迫っていきます!
この記事は、FMとやま 金曜17:15~17:25放送のラジオ「アッティの熱湯とやま人」の編集前データを、ほぼノーカットでまとめたものです。
放送では流れなかった裏話も含め、お楽しみください。
株式会社ウオーを設立するまで

社名「株式会社ウオー」の由来
中川めぐみさんが創業した株式会社ウオーは、魚の訓読み「うお」、掛け声「ウオー!」、感動の声「うお~!」という3つの意味を込めて命名されました。
漁業を中心に、釣りや観光コンテンツの企画、水産業を活用した社員研修など、幅広い事業を展開しています。
アッティ
中川さん、どうぞよろしくお願いいたします。
中川めぐみさん
よろしくお願いいたします。
アッティ
「ウオー」ということで。
中川めぐみさん
はい (笑)
アッティ
もうびっくりする会社名でいらっしゃいますけども。
中川めぐみさん
そうですね~。
アッティ
自己紹介と社名「ウオー」の意味も含めて、簡単に紹介をお願いいたします。
中川めぐみさん
改めまして「ウオー」の中川と申します。
社名の「ウオー」は、3つの意味から来ておりまして。
まず1つ目が、魚の訓読みの「うお」。2つ目は、「やるぞ!」ってときの「ウオー!」という掛け声。3つ目は、感動したときの「うおー!」って歓声ですね。
アッティ
感動のね。
中川めぐみさん
この3つから「ウオー」という社名にしております。
アッティ
なるほど。
中川めぐみさん
訓読みの「魚」にもあるように、漁業の仕事を中心にやらせていただいております。
「釣りや漁業を地域活性に活かせないか」というところで、観光のコンテンツを企画したり、PRをしたりしていますね。
最近では、水産の魅力を活用した社員研修とかオフサイトとか、いろいろとやらせていただいています。
アッティ
盛りだくさんですね。
中川めぐみさん
はい。
アッティ
「ウオー!」って感じですね~。
中川めぐみさん
「ウオー」って感じでやってます!
アッティ
この会社名は、ご自身で考えられたんですか?
中川めぐみさん
はい、考えました。
アッティ
ひらめいちゃったんですか?
中川めぐみさん
あるとき、急に「うお」「ウオ?」「ウオー!」ってなりまして。
アッティ
魚に関する事業ですから、魚の名前をっていうとこもあったんでしょうね。
そこに「やるぞ」と「感動」を入れて「ウオー」っていうのは、いいセンスですよね。
中川めぐみさん
自分で思いついたときに「ウオー!」ってなりました (笑)
アッティ
名刺交換すると、忘れる人はまずいないんじゃないですか?
中川めぐみさん
本当にそうなんです。
名刺交換させていただいて、後にまたお会いした時に、私の名前は覚えてなくても「ウオーの人でしょ?」って言われます。
アッティ
それいいですよね。
会社名が最高で、会社名ばっかりが頭に入っちゃったんですけども、ご商売としては魚関係、漁業関係、水産関係ということで。
釣りであるとか、魚に関する観光とか、社員研修も含めた教育とか、幅広い事業をされているということであります。
全4回にわたって、なぜこの事業をやってるのかなどをしっかり聞いていきたいと思います。
幼少期のエピソード
中川めぐみさんは、富山市出身で、近所の男の子たちと遊び育った活発な子ども時代を過ごしました。
明確な将来の夢はなかったものの、幼少期から人と違うことをやりたがる性格で「その手があったか!」と言われることが喜びでした。
アッティ
中川さんは幼少期、どんな子だったんですか?
中川めぐみさん
私は富山県の富山市で生まれて、近所に同年代は男の子しかいなかったので、本当にやんちゃで。
室内だったらゲームをしたり、外だったらいろんなところで秘密基地を作ったりしてました。
アッティ
男と一緒ですね。
中川めぐみさん
走り回るとか、本当に男の子みたいな感じで活発に遊んでましたね。
アッティ
ご兄弟は?
中川めぐみさん
姉が2人いて、姉2人は女性的な感じだったんです。
でも、私は近所で遊べるのが男の子ばかりだったので、男の子みたいに。
アッティ
姉妹であれば、何となく女の子っぽくいきそうな感じがありますけど。
どっちかというと、近所の男の子に影響されちゃったわけですね?
中川めぐみさん
そうなんですよ。
姉が5歳7歳とちょっと歳が離れていたのもあって、結構活発な感じでした。
アッティ
その活発さは、今でもやっぱり引き継いでる感じですか?
中川めぐみさん
だと思いますね。
アッティ
なんとなくそんな感じがしました (笑)
「男の子っぽく育った」「活発」ということで、小学校中学校高校はどんなことに力を入れて取り組まれました?
中川めぐみさん
実は、私は「将来の夢」がない子どもだったので、あんまり何かにしっかり取り組んだっていうのはないんですよね。
でも思い返すと、自分の特徴は「人と変わったことをやりたがる子どもだったな」と思ってます。
今でも仕事の中で「その手があったか!」と言われるのが大好きなんです。
アッティ
人の考えないことを考えていくのが好きという?
中川めぐみさん
思い返すと、例えば学校で「絵を描きましょう」というときに、みんなが当たり前に紙を横長に置いて描く中で「みんなが横長ってことは縦に描こう」とか、「みんなが正面だったら私は後ろから描こう」みたいなことが好きな子どもでした。
アッティ
当時は周りから見ると「ちょっと変わった子」みたいな感じだったんですか?
中川めぐみさん
なんか「変わった子」っていう評価と、「その手があったか」みたいに褒めてもらえることもあって。
アッティ
それが喜びだったりして?
中川めぐみさん
そうなんですよ!
アッティ
それはやっぱり今でも続いてるんですか?
中川めぐみさん
今でも続いてますね。
アッティ
このあと色々お聞きしていきますけど、そんなところが今の事業にも繋がってる感じがします。
中川めぐみさん
そうだと思います。
アッティ
楽しみです。
都会での生活に憧れて上京
中川めぐみさんは大学進学で上京し、経済学部に入学しました。学生生活は、東京への憧れから勉学よりも遊びを満喫。
東京と比べて富山は、お店や、遊び場、仕事などの選択肢が少なかったので、当時は「富山には何もない」と感じていました。
アッティ
高校まで富山にいらっしゃったんですよね? そこから大学で東京に行かれたんですかね?
中川めぐみさん
大学進学を機に東京に行って、経済学部経済学科に入ったものの、実は大学時代は全然勉強してなくて。
ひたすら遊んで暮らしてました。
アッティ
大学時代の思い出は「遊んで暮らしていた」という感じですか?
中川めぐみさん
はい。
アッティ
大学時代に特に何か取り組んだとか、そういったこともなく?
中川めぐみさん
そのときの自分はあんまり将来やりたいことがなくて。
どちらかというと、富山にいるときに東京や都会に憧れていたので、とにかく「都会で遊びたい」「あそこに行きたい」「109で服買いたい」「こんなアルバイトしたい」とか。
アッティ
都会に憧れてたんですね。
中川めぐみさん
都会での生活にハマってしまって、授業はほぼ出ず…
アッティ
東京に行きたかったのは、「都会への憧れがあって」ということですが、そのとき富山に対してはどうだったんですか?
中川めぐみさん
当時は正直「富山って何もないな」って思ってしまっていました。
遊ぶ場所もないし、洋服も自分が欲しいものが売っていない。あとは「働く」って面でも、大人の人がなかなか見えなかったんですよね。
子どものときって「どんな仕事がある」とか「どう働いているのか」とかがわからなかったので、「あんまり楽しくない場所だな」って思い込んでいました。
アッティ
これまでの女性ゲストの方は、大半が同じように県外に出られています。
「富山は何にもないから県外に出ました」みたいな、「県外への憧れが非常に強い」って方が実は多いんですよね。
中川めぐみさん
そうなんですよ、一緒です。
アッティ
富山の政治の問題の一つになってきますよね「何にもない問題」。
中川さんは富山に戻ってこられましたけど、ほとんど戻らないような時代ですよね。
中川めぐみさん
今、課題にされてますよね。
アッティ
何か大きなヒントになるかもしれませんね。
就職で製薬会社を選んだ理由
中川めぐみさんは大学卒業後も東京志向が強く、地元富山への帰郷は考えていませんでした。
明確な夢はなかったものの、器用に進学・就職をこなし、「人と話すことが好き」という特性から営業職を志望。
自信を持って販売できる商品という観点から、業界トップに近い製薬会社に入社を決めました。
アッティ
東京の大学で、そのまま就職して東京にいらっしゃったんですか?
中川めぐみさん
就職するときも、特にやりたいことがなかったんですよね。
「地元に帰ろう」とか「東京を離れよう」という考えがそもそも全くなくて、「東京で就職しよう」って思っていました。
アッティ
小学校のときからずっと、夢や目標などのやりたいことがそんなになく今まできたと。
中川めぐみさん
そうなんですよ。おそらく、器用なところは結構あって。
何となく高校に行って、大学に進学できて、就職のときにも「これがやりたい」っていうよりは、「今の自分ができる得意なこととか楽しいと思えることって何だろう」っていう、かなりふわっとした状態で。
自分はいろんな方とお話するのが好きだったので、「色々お話ができる仕事って何かな」って思ったときに「営業かな」と思いました。「営業で、何の業界でもいい」と。
アッティ
話ができればいいんだと。
中川めぐみさん
「せっかく売るんだったら、自分が自信を持って売れるものの方が楽しそうだな」って思ってたので、「リーディングカンパニー」っていわれる様々な業界のトップにいる企業さんをいくつか受けさせていただいて。
その中で、製薬会社に入りました。
アッティ
製薬会社に行っちゃったんですね。
中川めぐみさん
そうなんですよ。
アッティ
「営業で話がしたい」で、もう製薬会社に決めたと。
中川めぐみさん
はい (笑)
アッティ
ここまで、あっという間に生まれてからの話が聞けて、何となくの人となりが見えてまいりましたね。
次回は、実際に働きだしてからのことについて少しお話をいただきたいと思います。
ウオー設立の経緯

社名の意外な活用法
会社名「ウオー」は、乾杯の掛け声や、宴会の一本締めなど、いろいろな場面で使われています。
アッティ
中川さん2回目になりますが、どうぞよろしくお願いします。
中川めぐみさん
はい、よろしくお願いします。
アッティ
社名の「ウオー」は色々な使われ方をするって話をちらっとお聞きしました。
中川めぐみさん
私が考えたんじゃないんですけど、最近2つの場面で活用していただいてるんですよ。
まず一つが、何かしらの乾杯の音頭に「乾杯」じゃなくて「ウオー」っていう。
アッティ
「ウオー乾杯」!
中川めぐみさん
「ウオー乾杯」が。
アッティ
最高ですね。
中川めぐみさん
そうなんですよ。
もう一つは、乾杯とは逆で、締めるときの「一本締め」。
アッティ
宴会の締めなどで、「一本締め」ってありますよね。
中川めぐみさん
そのときに「イヨーッ」じゃなくて、「ウオーッ、パンッ」っていう。
アッティ
いいですね~。
中川めぐみさん
そんな使い方をしていただいて、嬉しい限りです。
アッティ
名刺交換しても、絶対忘れることのない名前ですしね。
すぐそうやって使いたくなる気持ちもわかりますし、周りの人を笑顔にしますよね。
中川めぐみさん
結構食いついていただいて、本当に嬉しいです。
アッティ
会社名って大事ですね。そう思います。
中川めぐみさん
はい。
興味と経験が導いたキャリア
中川めぐみさんは新卒でファイザーに入社後、「自分は大手企業に向いていない」ということに気づきました。
その後、興味本位でIT業界に転職し、GREE、広告代理店、ビズリーチなど複数社を経験。
30歳頃から明確な目標が見え始め、特にビズリーチでは自身のやりたいことと会社の方向性が最もフィットしていました。
アッティ
前回は生い立ちを含めて、学生時代のことについてお話をいただきました。
そこから東京で就職活動をされて、最初は製薬会社のファイザーに入社されたということで。「話をするのが大好き」という理由で入って、そこから色々な仕事をやってこられていますよね。
少しそういった時代のことをお話いただけますか?
中川めぐみさん
新卒でファイザーに入りまして、MRという職に就いて働きました。営業というよりは「情報を伝達する仕事」みたいに言われるんですけどね。
素晴らしい会社だったんですけど、私は致命的なことに、自分の弱点に気づいていなかったんです。
実は、大手企業が合わないんですよ。
アッティ
大手企業が合わない?! せっかく入ったのに?
中川めぐみさん
「大手企業が合わない」ってことに気がついてしまって。
本当に素晴らしい企業なんですけど、私はちゃんとしたルールの中でちゃんとしたことをやるっていうのができないんです。
「その手があったか」みたいな、そういうのが好きなタイプなので。
アッティ
なるほど。
中川めぐみさん
働くにつれて、じわじわと「あっ、違うかも…」ってなってきて。
そんなとき、私は2005年度卒業で就職してるんですけど、ちょうどIT業界が復興していて。
周りの友人たちを見たときに、「IT企業で働くのってすごい楽しそう」と見えてしまったんです。
アッティ
面白いですね。流されちゃったんですね。
中川めぐみさん
流されてしまってですね。そこからIT業界に入って。
アッティ
全然違う業界ですもんね。
中川めぐみさん
本当に。社名で言うとGREE (グリー) に入って働きました。
アッティ
今、素晴らしい会社ですもんね。GREEさんに入って、それも営業だったんですか?
中川めぐみさん
いえ、そのときは新規事業を考える部屋におりました。
アッティ
いろいろなことをやってますね。
中川めぐみさん
その後、少し広告代理店さんに行き、最終的にまたITに戻って「ビズリーチ」という会社で、新規事業ではなく広報の仕事をしました。
そこから独立って流れになります。
アッティ
でも名だたる企業ですよね。
ファイザーさん、GREEさん、そしてまたビズリーチさんということで。
中川めぐみさん
たまたま、はい。
アッティ
4社ぐらいですかね?
中川めぐみさん
合間にITベンチャーも、少しあるんですけど。
アッティ
採用する側からすると、4社ぐらい辞めてらっしゃると「この人、大丈夫かな?」って見ちゃうんですけど (笑)
中川めぐみさん
ちょっとドキドキしちゃいますよね (笑)
アッティ
そうですよね。
ちょっと変な言い方ですけど、例えばそんなに将来の大きな夢があったわけでもないし、やりたいこともそんななかった中で、昔から興味だけはものすごいあったってことなんですかね?
中川めぐみさん
興味がすごくあって、一番最初は興味から入り、その後は「経験を活かしたいな」みたいに変わっていきました。
あとは他の会社の人とのお付き合いの中で、最後の2~3社は「うちに来ない? 今度こういう仕事が始まるんだ」とかで、誘っていただく形で転職をしてたんです。
ただ、一番最後の2社でいうと、誘っていただいたのもあるんですけど、それと同時に30歳ぐらいから自分の中でやりたいことがやっと見えてきたんですね。
誘ってもらった中で、自分のやりたいこととマッチする会社があったからそこに転職させていただくってルートでした。
アッティ
ファイザーさん、GREEさん、ビズリーチさんとかいろいろありますけど、どの段階でそれを思われたんですか?
中川めぐみさん
一番フィットしたのはビズリーチですね。
その前の代理店のときにも、自分がやりたいことと、たまたまお声掛けいただいたことが重なってはいたんですけど、ドンピシャだったのはビズリーチでした。
人生を変えた釣りとの出会い
中川めぐみさんは、GREEの新規事業部で人気ゲーム「釣り★スタ」のリアル版事業を検討するため、市場調査として初めて釣りを体験します。
実際に経験したことで「釣りはハードコアな趣味」というイメージがくつがえされ、手ぶらで気軽に楽しめる非日常体験としての魅力を発見。
SNSの発信がきっかけで、100人以上を釣りデビューさせる経験に繋がりました。
アッティ
これまでの会社は、業種がバラバラじゃないですか。やってこられた内容も、営業、広報、新規事業の立ち上げとバラバラで、そこから今の仕事は、もっと飛んでるようなイメージがあります。
魚関係、漁業関係、水産関係、釣り、観光など、そういったお仕事の話がありましたが、いわゆる釣りとの出会いって、どこから繋がったんですか?
中川めぐみさん
実は釣りは、なんとGREEのときに出会ったんです。
アッティ
最初の頃なんですね。
中川めぐみさん
GREEはゲームの会社というイメージが強いと思うんですけど、実はゲーム以外にも情報を届けるお出かけサイトとか、予約サイトとか、いくつかITの事業をやっています。
私が新規事業室にいたのは「ゲーム以外のことを考えよう」というタイミングで、「何でもいいからまずはアイディアを出して」って言われたんですね。
当時GREEの稼ぎ頭のゲームで「釣り★スタ」っていうのがあって。
アッティ
ありましたよね。
中川めぐみさん
「釣り★スタ」のGREEが「リアルな釣りの予約サイトとか、ECサイトをやったら面白いんじゃ?」っていう。
アッティ
そのアイディアがそこで出て?
中川めぐみさん
そうなんです。そこで初めて、市場調査で釣りをしました。
アッティ
なるほど。もちろん女性もそうだし、それこそ「釣り★スタ」をやる人の中で、釣りをしたことない人なんて山ほどいるわけじゃないですか?
「とりあえず1回釣りしてみろ」みたいな感じだったんです。
中川めぐみさん
「リアルな釣りって言ってるのに、担当者がわからないのはまずいだろう」ということで、市場調査に行きました。
私はそれまで、釣りってものすごくハードコアな趣味だと思ってたんですよ。
「道具を揃えて、朝早くに起きて、虫を触らなきゃいけなくて…」って思ってたんですが、釣船を探すときにインターネットで「釣り 初心者 手ぶら」とかで検索すると、意外と東京だけでも釣り船がワーッて出てきたんです。
アッティ
「何の準備もなく手ぶらで行っても、船に乗って釣りができる」ということですか?
中川めぐみさん
そうなんですよ。
「えーっ!?」って思いながら予約して、実際に1回もやったことがないメンバー数人で行ってみたら、本当に全部レンタルで教えてくれたんです。
実際に、全員アジが10匹以上釣れました。
アッティ
えっ、すごい!
中川めぐみさん
普段は東京の、それこそIT企業だったので、大きいビルの中に閉じこもってパソコンにばっかり向き合ってたんですね。
だけど、「そういえば東京にも海ってあるよね」とか「海原があって、カモメがいて、なんか癒される」ってなったんです。
スマホの「ブブブ」っていうのとは全然違う、生き物の「ピクピク」って生命反応を感じて、狩猟本能がワーッて出ました。それで、釣り上げたときの魚が「ピチピチ!」と。
この「オンとオフ」というか、「なんだこれ!」って感動して。
アッティ
一発目で感動して?
中川めぐみさん
一発目で感動しました!
その感動を「すごい楽しかった!」ってSNSで投稿したら、自分の女友達たちが「そういうのってテレビのタレントさんしかできないと思ってたけど、めぐみでもできるなら私でもできそう」という反応がかなりあって。
アッティ
「めぐみでもできるんだったら私だって」って? (笑)
中川めぐみさん
なめられてるんですけど (笑)
アッティ
あまりにもイメージが釣りと合わなかったんでしょうね。
中川めぐみさん
実際に友人たちに「連れて行って」と言われるまま連れて行ってたら、サラリーマン時代に100人以上を釣りデビューさせたんですよ。
アッティ
えーすごい!
中川めぐみさん
自分の中で「釣りはハードコアな趣味じゃなくて、気軽に楽しめる非日常のアクティビティなんだ」って考えが変わりました。
それは、大きな思い出の一つですね。
地域活性化と新ビジネスの可能性
中川めぐみさんは都会での生活を経て地域の価値を再認識し、地域創生に関心を持ちました。
ビズリーチの地域創生室で働く中、釣りが地域と深く関わる良い入口になることを発見。
釣り船や地元飲食店を通じた地域交流の可能性に気づき、地域活性化のための新しいビジネスモデルとして着目しています。
アッティ
友達を連れながら行って、もう完全に釣りにどっぷりハマってしまったと。
そこで、釣りのレベルアップにいったのか、それとも多岐にわたるところにいったのか、どんな感じだったんですか?
中川めぐみさん
それでいうと、あまりどっぷりハマらなくて、初心者の子をどんどん連れていくのを繰り返したんですね。
それと、もう一つの軸で、さっき「転職する中で最後の方はやりたいことが決まっていって転職した」って言ったんですけど、そのやりたいことが「地域活性」だったんです。
アッティ
釣りとはまた別に、地域活性という観点が生まれたわけですね?
中川めぐみさん
「田舎が嫌で、富山が嫌で」って言って出て行って、都会で数年暮らしたら「あれ、都会ってなんかあんまり楽しくない」って感じるようになりました。
都会は新しいことの焼き直しであって、地域の方が文化、自然、歴史、人、食とか、そこにしかないものがいっぱいあって素晴らしいと思ったんですよ。
それで「何とか地域創生をやりたいな」って想いがあったので、ビズリーチに転職しました。
アッティ
そうなんですね。
中川めぐみさん
ビズリーチには、「地域創生室」という部屋があったんです。
地域で頑張る会社様に、東京の「プロ人材」っていわれるような、色々な能力に長けた方たちをマッチングして「どんどん地域を元気にしよう」というもので。
実は、釣りもそういう観点でいうと同じなんですよね。
地域に旅行に行ったとき、ただ遊ぶだけだとサービスマンの方としか出会えないですよね。でも、その地域で釣り船に乗ると、地元の人と仲良くなれたり、釣った魚を地元の飲食店さんに持ち込むと常連さんと仲良くなれたりするという。
アッティ
広がりができると。
中川めぐみさん
地域にズブって入る良い入口になるって気づいたんですね。
釣りはアクティビティだし、地域への入口だし「これは地域活性につながる新しいビジネスだ」って思いました。
アッティ
釣りから入って地域活性に興味を持ったのか、並行してたのか、どちらですか?
中川めぐみさん
実は地域創生が先にあって「手段は何がいいかな?」と思っていたら、たまたま釣りに出会って「おおっ!」ってなりました。
アッティ
そこで重なりあったわけですね。
中川めぐみさん
そうなんです。
アッティ
そこから独立に行ったということですね。
その話は、次回またお聞かせいただきたいなと思います。いやー、面白い展開になってきましたね。
中川めぐみさんの仕事

独立のきっかけ
中川めぐみさんは「富山に何もない」という思い込みから上京しましたが、東京での生活を通じて地域の独自性と魅力に気付きます。
地域の文化・歴史・食を体験し、釣りが地元の人々と出会える入口になる可能性を見出し、7年前に独立を決意しました。
アッティ
3回目になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
中川めぐみさん
よろしくお願いします。
アッティ
前回は、サラリーマン時代に釣りと出会って、そして元々考えていて興味があった地域創生と釣りとが混じり合うところから、いよいよ独立をし始めたところまでお話しいただきました。
独立のきっかけについて、もう一回お聞かせいただけますか?
中川めぐみさん
小さいときに「富山に何もないな」って思い込んでしまって、都会に憧れて東京に出たんですね。
だけど、実際に過ごしてみると「東京などの都会よりも、実は地域の方が独特のいろんな文化があって面白い」と思いました。その中で「地域創生の仕事がしたいな」というのが、まずあったんです。
自分がたまたま出会った「釣り」が、実はすごく気軽なアクティビティで、文化、歴史、食などの地域の魅力や、地元の人と出会える入口になることに気づいて「これはもう私が釣りを使って地域創生をやるしかない」と思い、7年前に独立しました。
アッティ
素晴らしい! でも勇気いりますよね。
中川めぐみさん
はい、でも最後はもう「エイヤーッ!」っていう。
アッティ
その笑顔で?
中川めぐみさん
そうなんです (笑)
アッティ
素晴らしい!
釣りから地域創生の取り組みへ
中川めぐみさんは、具体的なビジネスモデルがないまま起業を決意しました。
まずは行動を起こすため、年間100ヵ所での釣り体験を目標に設定。
釣りの体験をSNSやブログ「ツッテ」で発信し続けた結果、メディアの注目を集め、自治体から観光コンテンツ作成やPR、アドバイザーなどの依頼を受けるようになりました。
アッティ
独立したビジネスは、具体的にどういった内容なんですか?
中川めぐみさん
実はですね、一番最初はビジネスモデルが無かったんですよ (笑)
アッティ
独立は決めたけど!?
中川めぐみさん
事業計画書というかビジネスモデルを書いたんですけど、ビズリーチの経営陣や仲良い先輩経営者たちに見せたら「一瞬で死ぬね」「全然ダメ、話にならない」って言われて。
「これはあかん…」というか「そもそも私はビジネスモデルとか考えるのが得意じゃない」って思いまして。
まずは走らないとしょうがないから、自分の中で「1年間で100ヵ所で釣りをして、いろんな体験を積むってことをやろう!」って決めました。
アッティ
会社を辞めてから「とりあえず100ヵ所やろう!」と?
中川めぐみさん
「サラリーマンをしながら年100回釣りに行くのは絶対無理だから、1回辞めてやってみよう」ってなって、実際に年に100ヵ所で100回釣りをしました。
でも、インプットするだけだとしょうがないので、アウトプットとしてSNSやブログで「ツッテ」というメディアを自分で作って。
アッティ
「ツッテ」?
中川めぐみさん
「ツッテ」というWEBサイトを作りまして、そこの中で発信していったんです。
年100回釣りをしてたら「さすがにこんな奴いない」というので、いろんなメディアさんが付いてくださって。
そこで「こんな想いで」っていうのを発信していたら、自治体さんが見つけてくれました。
今だと水産庁が「海業 (うみぎょう)」をやっていますが「海辺をもっと活かして地域を元気にしよう」というのをやろうとしてる自治体さんたちが声をかけてくれて。
「釣りの観光コンテンツを作って」とか「うちのPRして」とか、「アドバイザーして」とか、思わぬ間にどんどん仕事ができていきました。
アッティ
何でもやってみるものですね。
中川めぐみさん
本当ですね。
アッティ
よくスタートアップの企業や「これから起業家になりたい」みたいな人がいますけど、事業計画をたてる前に「まずはやってみる」ですね。
「一生懸命努力してれば、そこに誰かがついてくる」みたいな感じですよね。
中川めぐみさん
そうなんですよ。
アッティ
素晴らしい!
漁師さんの課題と魅力
中川めぐみさんは行政からの観光コンテンツ開発依頼をきっかけに、釣り船や漁師との関係を深めていきました。
漁師について当初は怖いイメージを持っていましたが、交流を通じ、マーケティングや食育、資源管理など、多様な価値観を持つ彼らの魅力を発見。
まだ可視化されていない魅力や課題などに気づき、事業展開の新たな方向性を見出しました。
アッティ
年間100回釣りに行って、SNSやブログ「ツッテ」を立ち上げて、活動をどんどん記事化して発信していったら、行政からの依頼が来ました、ということですよね?
行政は、どういった話だったんですか?
中川めぐみさん
行政は「地域ならではの観光を作りたい」といった感じですね。
アッティ
観光を作りたい。
中川めぐみさん
釣り船があったり、素敵な漁師さんがいらっしゃったりはするんですけど、それを観光として企画にするのは、またちょっと違う能力じゃないですか?
その点、私は今まで新規事業などを企業で勉強していて、さらに釣りも大好きだったので「その両方がわかっている私にやって欲しい」ということでお仕事になっていきました。
アッティ
実際に100回釣りをしてると、どういう人たちと巡り合うものなんですか?
中川めぐみさん
その地域の釣り船関係の方はもちろん、船で一緒になる一般の地域に住んでる方たちのほか、経営者の方など色々な方にお会いしました。
あとは居酒屋さんに魚を持ち込んで仲良くなることもあります。
でも自分の中で一番面白かった出会いは、やっぱり漁師さんですね。
アッティ
漁師さんのところに入り込むって、なかなか勇気のいる感じがしますけどね。
中川めぐみさん
釣りして回っているときに、釣り人と漁師さんって同じ場所で魚を追い求めるもの同士なので「バチバチ」することもあったんですよ。
正直、私も最初は「ちょっと怖いな」って思っていました。でも、たまたまタイミングがあって漁師さんとお話して、その方のお魚を食べさせていただいたんですね。
本当に美味しかったので、素直に「美味しい!」って言ったら、ムスっとした顔をしてたのが、急に「ニコーッ!」ってなって。「美味しいか~?」って、すごい言ってくれたんです。
私からすると「ツンデレの極み」みたいなものを見てしまいまして…「めちゃくちゃかわいい!」って思いました。
実は漁師さんって、水産業界の方以外とお話する機会があまりないから「緊張してちょっとムスッっとしちゃう」ということがあるらしいんです。
アッティ
強張ってたわけですね。
中川めぐみさん
怒鳴ってるイメージがあったのですが、「船の上ではっきりとわかりやすく危険を知らせるために、バッと短く喋る風習があるだけで、怒鳴っているわけじゃない」みたいなことをどんどん聞いていくと、「この人たち、めちゃくちゃチャーミングで素敵な人たちなんだ」って思っていきました。
アッティ
なるほど。
中川めぐみさん
最近の漁師さんの中には、「マーケティング」や「ブランディング」「地域を元気にしよう」「お子さんへの食育をやろう」「資源管理をやろう」など、ビジネスマンとしても本当に素晴らしい方がいっぱいいらっしゃって。
アッティ
「魚を獲って売る」だけではなく?
中川めぐみさん
そうなんですよ。本当に面白くって!
アッティ
まさに「地域創生」を考えてる人もいるっていう。
中川めぐみさん
漁師さんたちの魅力や課題が、今は全く見える化されていないので、釣りを通じて漁師さんたちに出会って関心を持てたのは、自分の中で「本当にいい出会いだったな」と思っています。
アッティ
そこから色々なお仕事が来るようになってということですね。
漁師と異業種を結ぶ新事業
独立から7年経ち、中川めぐみさんは従来の釣り観光やPRに加え、漁師と異業種を結ぶ新事業を展開しています。
IT企業のエンジニアや経営者向けに、漁師を講師とした研修や体験プログラムを実施。
漁業現場での体験や交流を通じて、異業種間の学び合いとチームビルディングを促進しています。
アッティ
独立して何年経ったんですか?
中川めぐみさん
今7年ですね。まる7年。※2024年11月現在
アッティ
今ビジネスはどんな感じですか?
中川めぐみさん
今は釣りのPRや観光のお仕事も引き続きやらせていただいてるんですけど、やっぱり「漁師さんや水産の課題や魅力を伝えたい」と思っているので、「どういう人に伝えたらいいかな」ってところで。
観光客向けのお仕事もやるんですけど「思い切って全然違う業界の人に知ってもらおう」と思って、漁師さんに東京のIT企業の、例えばエンジニアさんとか経営者の方たちの「経営者合宿」や「社員のオフサイト研修」などに入っていただいていますね。
アッティ
漁師さんが入るんですか?
中川めぐみさん
そうなんです。もしくは逆に、経営者の方たちを漁師さんの船に乗せてもらって。
アッティ
漁師さんは勉強しに入るってことですか?
中川めぐみさん
むしろ「漁師さんが勉強させてあげに入る」という感じです。
アッティ
なるほど。
中川めぐみさん
「越境学習」といわれることもあるんですけど、例えば少人数の経営者合宿だったら、漁師さんが先生になって、経営者の方に実際に漁業の場に入って体験してもらいます。
自分たちが普段やらないことから学んでもらい、横のつながりで仲良くなってもらい、新しい側面を見てもらうっていうのもありますね。
あとは40〜50人のエンジニアさんなど人数が多い相手だったら、漁師さん3人に来ていただいて、彼らが「普段取り組んでいること」や「課題をこういうふうに乗り越えてきたんだ」ってお話をしていただくとかですね。
漁師さんが獲ってきてくれた水産物を実際に食べたり、漁業体験を一部お手伝いしたりする中で、学びやチームビルディングをどんどん高めるというのをやっています。
アッティ
面白いですね。
ITエンジニアと全く仕事が違うところを繋いで、それぞれから学ぶことをしていく。今そういう事業もされてるわけなんですね。
富山を拠点とした今後の展開
中川めぐみさんは現在、東京の企業を富山や長崎に招いて研修を実施しています。
今後は富山を拠点に、県内企業向けにも水産業との越境学習を展開予定。
地元民でも意外と遠い存在である水産業との出会いを通じ、「非日常体験からの学び」を提供する新たなビジネス展開を目指しています。
アッティ
今は東京がメインなんですか?
中川めぐみさん
今のところ東京の企業様に富山に来ていただくとか、長崎県に行ってもらうなどしていました。
でも今後は私が富山を軸にして頑張っていきますので、富山にそういった方々をお呼びする方向で考えています。
あとは、同じ富山にいても意外に水産って精神的な距離が遠かったりするので、富山県内の企業様にも「県内だけど越境学習」みたいに、ちょっと新しい出会いを築けたら嬉しいです。
アッティ
そうですよね。私も富山にいますけど、実は釣りの経験がないんですよね。
中川めぐみさん
もったいない!
アッティ
もうその時点で、富山で釣りをすることがとてつもなく越境な感覚がしますから。
そういう人たちも山ほどいると思いますし、非日常の経験からくる学びって、すごい多いような気がしますよね。
中川めぐみさん
そうなんです。
アッティ
なるほど、面白いですね。
それを「ウオー」でやってらっしゃると。
中川めぐみさん
「ウオー」でやってます。
アッティ
わかりました、ありがとうございます。
まだまだお聞きしたいんですけれども、あっという間に時間が参りました。
いよいよ次が全4回のうちの4回目になりますので、そこでもう少しお仕事や富山についての話を聞いていきたいと思います。
富山への想い&オススメ店&リクエスト曲

ふるさと富山について
中川めぐみさんは県外での経験から、富山は歴史と新しいチャレンジが共存しているところが独自の強みだと考えています。
富山県には豊富な魚種や加工品、漁師の人柄など、たくさんの魅力があるにも関わらず、現状では2〜3割しか発信できていません。
今後は水産業を軸に、富山の埋もれた魅力の掘り起こしに力を入れていくところです。
アッティ
最後の4回目になりますけれども、前回は独立をして、実際に起業したビジネスの話をお聞かせいただきました。
水産関係や釣り関係と、どちらかというと異業種を含めた形で色々なものを繋いでいくことに力を入れていらっしゃるということで。
こうやって今、富山に戻ってこられたじゃないですか。そこから「富山のために何かやっていきたい」みたいなことってあるものですか?
中川めぐみさん
やっぱりまず水産が軸ではあります。
でも、富山を離れてみて、本当に素晴らしい地域性ある歴史、文化、食など面白いものがいっぱいあることに気づきました。
今現在は、水産の中でも見えきれていない魅力を新しく見える化して、より活かしていき、そこに新しい人たちをお繋ぎするということがやりたいなと思っています。
アッティ
今、富山で見えきれていない魅力って何かありそうですか?
中川めぐみさん
めちゃくちゃあります!
前回お話した漁師さんたちもすごくチャーミングでかっこいい人がいっぱいいるし、海には美味しい魚、しかも魚種が豊富で獲れる場所がめちゃくちゃ近いから釣りもやりやすいです。
水産加工品でも、ます寿司、細工かまぼこ、昆布締めなども十分魅力的なんですけど、まだまだ底力やポテンシャルがすごくあると思っています。
アッティ
そうですよね。最近、これはいいか悪いか置いといてですけど、「富山といえば寿司」みたいな言い方されてますよね。
やっぱり富山って、全般的に「広報する・伝える」ってことがあんまり得意じゃないところがあるんじゃないかと。
でも、こうやって中川さんみたいな方がどんどん発信してくれると、富山の漁業、水産加工を含めてすごい活性化するような気がしますね。
中川めぐみさん
したいですね!
富山の皆さんは慎ましいので、今すでに100以上の魅力があるのに、たぶん20とか30しか発信されてないのかなと。
それを正しく「100」として伝えるって仕事をしていきたいです。
アッティ
「正しく伝える」ということですね。
もともと富山でお生まれになって、1回東京に行って色々な活動をされてきて、富山に戻ってこられたんですよね。
富山にいたときと東京から戻ってきたときは、やっぱり違うと思うんですけど、ふるさと富山に対しての想いって何かありますかね?
中川めぐみさん
繰り返しになってしまいますけど、昔だと見えていなかった歴史、文化など「こんなに独自なものがいっぱいあるんだ」って感動があります。
あとは、まさに「アッティの熱湯とやま人」のラジオにも出られてるような、面白い方々ですね。
全国的にいろんな地域に行ってるんですけど、こんなに面白い人が続々といらっしゃる県って、実はそんなにないんじゃないかと思います。
アッティ
ポッドキャスト、全部聞いてみてくださいね (笑)
中川めぐみさん
「アッティの熱湯とやま人」を聞くたびに、本当面白くて。
歴史と新しいチャレンジが一気に折り重なってる県ってなかなかないと思ってるので、帰ってきて本当に良かったと思っています。
アッティ
第1回目のときに「富山は面白くないから、東京に行った」みたいなことをおっしゃられてたところから、ガラッと変わりましたね。
中川めぐみさん
本当に変わりました。
アッティ
やっぱりふるさとの魅力っていうのは、一度外に行ってみて初めてわかるところもあるんでしょうね。
中川めぐみさん
そう思います。
富山県内で大好きな飲食店
アッティ
「魚」中心のトークできましたけれども、富山でのお気に入りの飲食店ってどこかありますか?
中川めぐみさん
すごい悩んだんですけど…
アッティ
悩みますよね。
中川めぐみさん
今日ご紹介したいのは、水橋の「漁夫 (ぎょふ)」さん。
アッティ
水橋の「漁夫」さん。
中川めぐみさん
水橋の港にある食堂で、漁師さんがお店をされてるところです。
「漁夫」は毎朝プロの漁師さんが買い付けをして、その日のうちに、きときとの魚をすぐに捌いて出してくれるんですよ。
全国各地に「漁港の食堂」みたいなところはいっぱいあって私も食べ歩いてるんですけど、漁夫さんは「レベルが超高い」です!
アッティ
全国と比べても?
中川めぐみさん
もう、めちゃくちゃ美味しいです!
あとはスタッフさんも良くて…
アッティ
え~!伝えたくない…!!
中川めぐみさん
いや、本当ですよ。
ちょっと、これ以上混んでも困るんですけど…
アッティ
困りますよね。やっぱり混んでらっしゃるんですか?
中川めぐみさん
もうすでに混んでて、味もですし、シェフの方もすごい面白い方が揃っていらっしゃるんです。
魅せ方や食べさせ方もどんどん工夫して新しいメニューを作っておられて、本当に「最高!」って思ってます。
アッティ
新湊漁港にあるんですか?
中川めぐみさん
水橋ですね。
アッティ
水橋にあるんですね。
中川めぐみさん
そうなんです。
アッティ
すごい興味あります!
中川めぐみさん
ぜひ!
リクエスト曲
アッティ
中川さんのお気に入りのリクエスト曲をいただきたいと思います。
中川めぐみさん
私がぜひリクエストさせていただきたいのは、サカナクションさんの「ナイトフィッシングイズグッド」という曲です。
アッティ
これはなぜですか?(笑)
中川めぐみさん
もうそのままですね (笑)。
サカナクションさんの名前自体に「サカナ」ってついてるのも、ボーカルの方が釣りが好きからという理由からきていて。
アッティ
「サカナクション」は、そこからきてるんですね!
中川めぐみさん
私も最初は、この「夜釣りが好き」って言ってる曲名に「なんだこれ?」って思って聴き始めたんですよ。
「夜1人でポツンと釣りをしていたら、物思いにふけってちょっと暗い気持ちになっちゃう」みたいなとこから始まる曲なんですけど、途中で魚がかかったら一気に曲調も変調してめちゃくちゃ楽しい曲になるんですよ。
アッティ
まさに魚を釣ってるような雰囲気の曲で、釣れた瞬間に途中で急に曲調が変わるんですか?
中川めぐみさん
急に曲調が変わるんです。
最初と同じ歌詞が後ろの方にもあるんですけど、最初は何となく辛い感じなのに、最後の方はむしろ楽しい感じで同じような歌詞を歌っていて。
アッティ
同じ歌詞なのに変わるんですね、めちゃくちゃ面白いですね。
中川めぐみさん
思い込んでるときって辛いけど、一旦変わると一気に過去のことも変わるっていう。
ビジネスなど色々なことが繋がるなと思って、より好きになりました。
アッティ
面白いですね。
まだ私は聞いたことがないので、しっかりと聞いてみたいと思います。
それでは中川さんのリクエスト曲、サカナクションの「ナイトフィッシングイズグッド」です。
>> リクエスト曲を聞く
これからの夢や目標
中川めぐみさんは、収録の1週間前に富山県へUターンで移住してきました。
全国での水産業界での経験を活かし、富山の地域性を備えた水産業の魅力を「正しく見える化」することを目標に掲げています。
社名「ウオー」の「やるぞ!」の精神で、地域の人々と共に富山の新たな価値創造に挑戦する予定です。
アッティ
それでは最後の最後になってまいりました。
ぜひとも中川さんの、これからの夢や目標についてお聞かせいただけますでしょうか?
中川めぐみさん
私、実はこの収録をさせていただいている1週間ちょっと前ぐらいに、富山に移住というかUターンしてきたんです。
今まで色々な地域で水産の現場を見させていただいて、色々な魅力を知ることができました。
今後はこの富山の中で、より富山らしい、地域性も備えた水産の魅力や、地域の魅力を「正しく見える化していく」ということを、皆さんとともにどんどんやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしますというか頑張ってまいります。
「ウオー!」って感じで!
アッティ
「ウオー!」て感じですね。
まさに今の「ウオー!」は、3つの意味の中で「やるぞ!」の「ウオー!」ですよね。
中川めぐみさん
はい「やるぞ!」の「ウオー」です!
アッティ
なるほどわかりました、ありがとうございます。全4回にわたって、中川さんからお話をいただきました。
漁業と繋ぎながら地域の創生を行う新しい事業を、これから富山で本格化させるということで大変期待しております。
「正しく見える化する」というのが、非常にわかりやすいことに加え、そこに中川さんの明るさや笑顔がプラスアルファされるので、より多くの方にそれが伝わるんだろうなと感じながら質問させていただきました。
今月のゲストは、株式会社ウオー代表取締役の中川めぐみさんでした。中川さん、1ヶ月間どうもありがとうございました。
中川めぐみさん
ありがとうございました。
アッティ
この番組のこれまでの放送は、ポッドキャストで聞くことができます。FMとやまのホームページにアクセスをしてみてください。
お風呂の中でのぼせてまいりましたので、そろそろあがらせていただきます。アッティでした。