こんにちは、アッティです。
「アッティの熱湯とやま人」は、富山のために熱い気持ちを持って頑張る人の本音に迫る番組!
今回のゲストは、富山グラウジーズの水戸 健史 (みと たけし) 選手です。※2022年9月現在
水戸さんは、富山県南砺市出身のプロバスケットボール選手で、Bリーグ「富山グラウジーズ」に所属しています。ポジションは、シューティングガード。
14年間 (2022年時点)、富山グラウジーズ一筋で活躍をされている水戸選手に熱く迫っていきます!
この記事は、FMとやま 金曜17:15~17:25放送のラジオ「アッティの熱湯とやま人」の編集前データを、ほぼノーカットでまとめたものです。
放送では流れなかった裏話も含め、お楽しみください。
バスケットボール人生
バスケットボール人生の始まり
水戸健史さんがバスケットボールを始めたきっかけは、家族です。
両親も姉もバスケットをしており、幼い頃から試合を見に行っていたので、いつもバスケットボールが横にありました。
アッティ
水戸さん、こんにちは。
水戸 健史さん
こんにちは。
アッティ
どうぞよろしくお願いします。
水戸 健史さん
よろしくお願いします。
アッティ
私バスケの観戦が好きで、会場でも何度かお会いしたことあるな、と思ってはいるんです。
グラウジーズの試合もしょっちゅう見に行かせていただいてるんですけれども、水戸さんを前にして非常に緊張しているところではあります。
全5回のお付き合いになりますが、水戸選手、水戸さん、健史 (たけし)さん、どんな呼び方をすればいいでしょうか?
水戸 健史さん
ええー、どうですかね?
アッティ
皆さんには何て呼ばれてるんですか?
水戸 健史さん
僕は今チームで最年長になるので「水戸さん」か「健史さん」かっていう感じなんですけど。
アッティ
じゃあ普通に、水戸さんにしましょうかね。
水戸 健史さん
はい、面白くも何ともない。すみません (笑)
アッティ
大丈夫です。まずは水戸さん自身の人柄というか、今までの水戸さんの歴史であるとか、そんな話を少しお聞かせいただきたいなと思っています。
水戸さんのバスケ人生のね、生い立ちであったりとか、バスケを始めたキッカケ、そんなものをまずはお聞かせいただけますか?
水戸 健史さん
僕がバスケットを始めたのは小学校2年生のときなんですけれども、両親ともバスケットをずっとやってまして。
姉がミニバスケットボールチームに入ってて、父親がコーチをしてたのもあって、バスケットを始めることになりました。
アッティ
じゃあ、まずご家族の皆さんがされていたんですね。
水戸 健史さん
そうですね。
アッティ
水戸さんが生まれたときから、ご両親は普通にバスケをやってるような環境ではあったわけですね?
水戸 健史さん
はい、幼稚園のときから試合についていって、ボールで遊ぶみたいなのはもう普通にしていました。
アッティ
「いつも当たり前のようにボールが横にある」みたいな生活をしてたわけなんですね。
水戸 健史さん
そうですね。
バスケットボールを続けた理由
水戸健史さんは、中学から高校、高校から大学とカテゴリーが上がるごとに自分が一番下手だったので、バスケを辞めたいと思ったこともありました。
それでも辞めずに続けられたのは、家族が期待して応援してくれていたからです。
アッティ
水戸さん自身は、小学校からスタートして中学校〜高校〜大学、そして社会人となってプロになられるわけなんですけど、それは当たり前にバスケをずっとやり続けたみたいな感じなんですか?
水戸 健史さん
当たり前なんですかね? 両親がいつも応援してくれていました。
結構嫌になった時期もあったんですけどね、カテゴリーが上がるごとに一番下になっちゃうので。
アッティ
はいはいはいはい。
水戸 健史さん
中学校から高校に行ったときも自分が一番下手くそだったし、高校から大学に上がったときも一番下だったので、そのときはちょっと嫌になった時期もあったんです。
ただやっぱり親が期待してるっていうのもありましたし、そういう環境だったので何となく「逃げたくない」と。
アッティ
なるほど。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
バスケを辞める、ということはなかったんですか?
水戸 健史さん
辞める…そうですね、辞めてないですね。辞めたいなと思ったことはありましたけど。
アッティ
カテゴリーが上がったときとか、そういったときに辞めたいと思ったんですね。
水戸 健史さん
はい。
富山グラウジーズ入団のきっかけ
水戸健史さんは、小学校時代から「バスケットボール選手になりたい」という夢を持っていました。
大学時代に見に行ったbjリーグの試合で、グラウジーズの関係者に声をかけられたことからグラウジーズに入団することになります。
アッティ
当時はまだプロはなかったと思うんですが、小さいときから「自分は将来バスケで生計を立てる!」みたいな気持ちってあったものですか?
水戸 健史さん
僕が小さい頃はプロはなく、実業団チームでした。
富山にもプロチームはなかったので、「生計を立てる」っていうところまでは意識していなかったです。
ただやっぱり「バスケットボール選手になりたいな」っていう夢は持ってました。
アッティ
大人になっても、プロの選手になりたいと。
水戸 健史さん
はい、バスケットを続けたいなと。
小学校のときの夢で「将来はバスケット選手になりたい」っていうのは思っていました。
アッティ
なるほど、ご両親もバスケもいつも横にある生活だったんですね。
そのような環境でずっとバスケを続けておられると、いつも周りの方々よりも目立つ存在ではあったわけですか?
水戸 健史さん
いや、そんなことはないです。
アッティ
そうなんですか!?
水戸 健史さん
体もちっちゃかったですし、線も細かったですし、常にトップにいるチームにいたわけではないので。
アッティ
そうなんですか?
水戸 健史さん
まさかプロになって、この歳までバスケットできるとは思ってもいなかったです。
アッティ
そうすると、将来生計を立てるまではいかないにしても、バスケの選手になるんだっていうことに対して確信を持てたのっていつ頃からなんですか?
水戸 健史さん
いやぁ、どうですかね。プロになってからも「本当にここで続けられるのか」っていうのはずっと思ってました。
契約も毎年契約になるので、「来年本当に契約してもらえるのか」「次のシーズン契約してもらえるのか」っていうのは、もう常に危機感を持ってやっています。
アッティ
なるほど。大学を出て社会人になられて、そこからグラウジーズに入られたんですかね?
水戸 健史さん
大学からそのままグラウジーズです。
アッティ
グラウジーズを選んだきっかけというか、理由っていうのはどういったところなんですか?
水戸 健史さん
僕が大学生のときに、bjリーグっていうのができて。
たまたま大阪の試合を見に行ったときに、グラウジーズの関係者の方とそこで偶然お会いして「富山にもチームができるよ」っていう話をもらって。
「もしよかったら、最初は練習生でやってみないか」って言っていただいて。
アッティ
そこからグラウジーズとともに、ずっとここまで至ってるということですよね?
水戸 健史さん
そうですね、はい。
アッティ
今回は、水戸選手のバスケ人生の生い立ちやきっかけなどをお聞かせいただきました。
次回は、bjリーグからBリーグとしてプロ化していったときのことや富山のバスケのことについて、お話をいただきたいなと思っております。
バスケットボール界の現状と課題
バスケット環境の変化
水戸健史さんは、bjリーグから始まったプロキャリアを振り返り、環境の改善と注目度が高まっていることを喜んでいます。
次世代の子ども達に「夢を見せる」という意味でも、日本バスケットボール界全体のレベル向上の意味でも、環境の改善は必要不可欠です。
アッティ
水戸さんは今37歳で、バスケをずっとやってこられた中で、周りの環境がすごい変わってきたと思うんですよね。
社会人しかなかったところがbjリーグになって、Bリーグが出来上がって、ワールドカップ、オリンピックというものまでも出来上がってきた。そしてまた八村選手や渡辺選手がNBAで活躍するということも起きたりとか。
日本バスケの激動の時代を過ごされてると思いますけれども、これに対してまずどう思われますかね?
水戸 健史さん
バスケットに対する注目度や関心はおそらく世の中的にもすごく高まってきていると思います。
僕はプロキャリアのスタートがbjリーグだったんですけど、やっぱり最初にスタートしたときと比べると圧倒的に環境が変わっていますね。それはバスケットをやっているいち人間として、すごく嬉しいことです。
これから期待できる若い選手たちも沢山いますし、すごく楽しみだなって思っています。
アッティ
環境が変わったことによる戸惑いであったりとか喜びであるとか、そういうのはどう思われます?
水戸 健史さん
環境が良くなるっていうのは、バスケットボール選手としてすごくいいことです。
やっぱりプロを目指す子どもたちに「夢がある」って思ってもらえないと、レベルってどんどん上がっていかないと思うので。
環境がよくなるということは、日本のバスケットボール界にとってはすごく良いことだと思います。
日本バスケットボールの現状
水戸健史さんは、日本バスケットボールのレベルと同様に世界のレベルも上がっていると感じています。
日本バスケ界にはまだ課題があるものの、若い選手たちの海外挑戦、日本代表の成長など、希望は多いです。
アッティ
いろんなところで注目されるようになると、外国人選手もレベルの高い人たちが来て、若い人たちはその中でどんどんプロになっていく。
そうなると、やっぱりバスケのレベルは上がってくるものですか?
水戸 健史さん
日本のレベルはたぶん上がってると思うんですけど、それと同時に世界のレベルも上がってるので。
だから、今の若い子たちがどんどん海外に行って挑戦して、日本代表を強くしてっていうのは、見ていてすごく楽しいです。
若い子たちには、本当にすごく期待したいなと思っています。
アッティ
そうですよね。世界に通じているだけに、やっぱり世間は相当注目しているものですよね。
最後はやっぱり日の丸を背負ってるから、「みんなで応援しよう」みたいな感じってどうしてもできてくるじゃないですか。
例えばワールドカップもそうだし、それこそ各クラブチームのチャンピオンを決める試合もそうだと思うんですよね。
そういう意味でバスケは、ワールドカップもあるし、オリンピックもある。世界に通じていて、日本もチームとしてオリンピックにも出れたわけですよね?
水戸 健史さん
はい。
アッティ
そうなると、やっぱり国民からの注目度も高くなってるような気もするんですが、まだまだ通用してないっていう感じですかね?
水戸 健史さん
僕もそのリーグに属してる人間なので、偉そうに「通用しない」とかっていう立場ではないんですけど。
客観的に見て、前回のワールドカップでは1勝もできなかったんですよね。
アッティ
そうですよね。
水戸 健史さん
ってなると「まだまだだな」とは思うんですけど、やっぱりその場所に立ってるっていうことは、バスケットをやっていた人間からするとすごいことですし、本当に先が楽しみだなって。
僕も「もうあと10歳ぐらい若ければ…もうちょっと早くBリーグができてれば…いろいろチャレンジもできたのかな」とか思います。
富山のバスケット文化
八村選手や馬場選手の活躍で、盛り上がりを見せる富山のバスケ界。
水戸健史さんは富山のバスケ文化について、ワールドカップ予選やチャンピオンシップでも盛り上がりを見せましたが、今後は、より工夫して地域密着を目指すべきだと考えています。
アッティ
37歳でいろんな経験をされてきた目線から見たときに、今の富山のバスケ界もかなり変わってきているじゃないですか?
水戸 健史さん
はい。
アッティ
それこそ八村選手、馬場選手も本当に大活躍をされてきて、グラウジーズも活躍をしている状況にあります。
富山市総合体育館の横には3×3のコートが出来上がって、いろんなイベントができるようになってきていますが、富山のバスケ文化についてはどう思われますか?
水戸 健史さん
八村選手や馬場選手が代表で活躍していることで、バスケットがすごく盛り上がってきているっていうのは感じてます。
グラウジーズも、2シーズン前にチャンピオンシップに出て盛り上がってきてるとは思うんですけど、「もうちょっと地域密着っていうのを大事にできたらいいな」と僕は思うんです。
やっぱり都会のチームとはちょっと違うと思うので、やり方をいろいろ工夫しながらやっていくことが大事なのかなとは思います。
アッティ
そうですよね。ワールドカップの予選を富山でやりましたよね? 富山のバスケのファンとして、あのときはすごい盛り上がってはいたんですけど、何となく一発花火みたいな感じがあって。
本来であれば「そこでバスケが地域に密着する良いきっかけになるべきだったんだろうな」という気はしますけどもね。
でも富山のチームでカテゴリーの一番上にいるのはバスケだけですし (2022年9月時点)、これから時間をかけて地域にもっと密着するっていうのは理想的なことだと思いますよね。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
今回は、バスケボールの現状と課題、富山のバスケについてお話をいただきました。
次回は、37歳という歳の中で今後どうされていくのかとか、そういった話をお聞きしたいと思っております。
プロバスケ選手として意識していること
コンディションの整え方
水戸健史さんは、富山グラウジーズの最年長選手であり、ハードなディフェンスのプレースタイルにもかかわらず、ケガなくプレーを続けられています。
しかし、特別な食事制限などはせず、トレーニングを21年間欠かさずしっかり続けているだけ。食事面であまりストレスをかけないのが、逆に良いかもとのこと。
アッティ
現在37歳ということで、プロバスケットボール選手全体の中ではだいぶ上の方の年齢になると思うんですよね。
水戸 健史さん
そうですね。
アッティ
富山グラウジーズの中でも最年長でいらっしゃいますか?
水戸 健史さん
チームの中では一番上です。
アッティ
そうですよね、多分ここまでそんなに大きなケガなどをされたことがなさそうに見えるんですけど、どうでしょうか?
水戸 健史さん
大きなケガはないですね。
アッティ
コンディションについて、日々の生活で何か気にされてることってあるんですか?
水戸 健史さん
特に気をつけてることは全くないんですけど。
アッティ
そうなんですか?
水戸 健史さん
はい (笑)。食事も食べたいものを食べて、飲みたいもの飲んでってしてます。
ただ、「トレーニングだけはしっかりやろう!」っていつも思ってます。シーズンオフも関係なく、1年通して21年間欠かさず。
アッティ
水戸さんのプレーを見てると、ディフェンスがかなり強くいらっしゃる。
ハードなプレイで、普通ならすぐにでもケガしそうなイメージあるんですけど、そうでもないんですかね?
水戸 健史さん
そうですね、特に何かを気をつけてるってことはないので、もうね、逆にそれがいいのかなと (笑)
アッティ
なるほど (笑)。世間的には、食事などいろんなバランスを考えているスポーツ選手が多くいらっしゃいますよね?
水戸 健史さん
管理してる選手はいますけど、ただやっぱり食事面でのストレスはあんまりかけたくないな、っていうのは自分で思っていて。
アッティ
なるほど。
引退後の計画
水戸健史さんは現在、富山グラウジーズでの活動に集中しており、引退はまだ意識していません。
しかし自身の子どもや旧友が指導者になった影響で、子どもたちにバスケットを教えることに興味を持ち始めました。プロでの経験を活かし、富山のバスケット文化に貢献したいと考えています。
アッティ
37歳と、だいぶ年齢も上になってこられて、周りで引退されてる方も増えてこられてると思いますけれども。
水戸さん自身は、まだまだバリバリの現役としてやってらっしゃるので「現役バリバリのときに聞くな」って言われそうですけど、いつ頃まで現役を続けるのかとか、そういったことって考えてらっしゃいます?
水戸 健史さん
やっぱり「引退したらどうするの?」っていう話はよくされるんですけど、実際まだ引退っていうのはそんなに意識はしていなくて。
だから「引退後に何しようかな」って考えたときに、今まだ何も出てきてないです。
アッティ
日本代表を今から目指そうとか?
水戸 健史さん
いやあ、そうですね…
アッティ
そこはそうでもない?
水戸 健史さん
そうですね、代表っていうよりもやっぱり「グラウジーズをどうしていくか」「どういうチーム作りしていくか」っていうところの方が。
アッティ
引退はまだ考えていらっしゃらないということですが、ここまでグラウジーズでずっと富山に根づきながら活動されてるってことは、やっぱり「富山に対して何かしらの影響を与えていきたい」って気持ちを持っていらっしゃるんですかね?
水戸 健史さん
そうですね、本当に気づいたら37歳って感じだったので。
でもここまでグラウジーズでずっと15年間やってきて、どんどん富山県のバスケットボールも盛り上がってきてるので、「子どもたちにバスケットを教えたい」っていう気持ちは、少しずつ出てきてはいますね。
アッティ
バスケを教える機会って、今でもあるものですか?
水戸 健史さん
今は自分の教室持ったりとかはしてないので、子どもたちと接する機会っていうのはそんなにないんですけど。
自分が監督やコーチになって、子どもたちを指導する立場になるっていうのも面白いのかなって。
今までは全くなかったんですけど、ここ2年ぐらいですかね。
アッティ
何かきっかけがあったんですか? そういうふうに思うようになったのは。
水戸 健史さん
自分の子どもがバスケットを始めたっていうのもあります。
あとは同級生とか、一緒にやってきた昔のメンバーたちがどんどん指導者になって子どもたちを教えてるっていうのを見ると、なんかすごくやりがいがありそうだなとは思って。
アッティ
「富山のバスケはもっと地域に密着するべきだ」っていうお話がありましたけれども。
そういう意味では、子どもたちのバスケのトレーニング教育っていうのは、これから水戸さん自身の大きなライフスタイルになってくれるんじゃないかなと思いますけどね。
水戸 健史さん
そうですね、せっかくプロで15年やってきたっていう経験もあるので、「それを子どもたちにも伝えていきたいな」っていう思いもあります。
アッティ
そうですよね。
水戸 健史さん
はい。
Bリーグの新基準について
Bリーグは2026年から新しい入会基準を設定し、平均入場者数4000人や売上12億円などの高いハードルが設けられました。
水戸健史さんは富山グラウジーズが新B1リーグに参入することを望んでおり、クラブもその準備を進めています。
アッティ
ちょっと話が変わりますけど、今まで社会人、bjリーグ、Bリーグってきていますが、今またBリーグ自体もどんどん変わってきているじゃないですか?
たぶんBリーグのトップがいろんなことを決めてらっしゃるんだと思うんですけども。
水戸さんに聞いていい話かちょっとわからないんですが、「新B1入会基準」って基準ができてきて、2026年からスタートするって言われておりますよね。B1でチームを運営していくには、かなり高いハードルになってるとか。
入場者数が平均4,000人。売り上げも12億円ぐらい。アリーナ基準も5,000席ぐらいのところとか、いろんな基準があるって聞いているんですが、こういったことについてどう思われます?
水戸 健史さん
僕自身は、やっぱり新B1リーグに富山グラウジーズが参入してほしいなと思います。
アッティ
ですよね。
水戸 健史さん
たぶん会社としても、それに向けていろいろ動いていると思います。
ただ2026年なので、僕自身はもう40過ぎてますね…
アッティ
今最年長って何歳なんですか、B1でいくと?
水戸 健史さん
田臥選手。
アッティ
こないだまた契約されてたじゃないですか?
水戸 健史さん
今うちの五十嵐圭選手は、5つ上なので42歳ですね。
アッティ
いけるじゃない!
水戸 健史さん
いやちょっと、そこと比較するのは荷が重すぎるので…
アッティ
グラウジーズがB1に行って、そこで水戸選手が活躍してるところをぜひとも見たいと思っております。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
そこも含めて楽しみにしております。
富山グラウジーズのこと
前シーズンの振り返り
昨シーズンの富山グラウジーズは、開幕から8連敗と厳しいスタート。
チームが良くなりかけたときにコロナの影響やケガなどのアクシデントが重なり、厳しいシーズンでした。
アッティ
今回は、去年の話や今後の展望について少しお話をいただきたいなと思っているんですが。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
まず昨年度、成績は置いといてですけれども、ケガ人が多かったようなイメージもありますし、だいぶ苦労されてるなっていう感じがあったんですが、昨シーズンのグラウジーズはどんな感じでいらっしゃいましたか?
水戸 健史さん
昨シーズンは開幕から8連敗のスタートだったので、良いスタートは切れなかったんですけど、だんだんチームが良くなってきたタイミングでコロナの影響だったり、ヘッドコーチ陣が不在な試合だったりとか。
あとは、やっぱりマブンガ選手の膝があんまり良くなくて。
アッティ
途中でね。
水戸 健史さん
はい。外国籍選手が2人になってしまったっていう状況だとか、これから良くなるっていうタイミングで、いろいろアクシデントがあったので。
すごくもったいないというか、もうちょっと勝てる試合もありましたし「CSにも絡めるぐらいには行けるんじゃないかな」と思ってたんですけど、本当に運が悪い感じではありましたね。
アッティ
最初8連敗をされてたときは、やっぱりチームのコンディションとか連携であるとかを作っていくのが足りていなかった、ってことなんですかね?
水戸 健史さん
もちろん選手のコンディションもそうなんですけど、結構メンバーが変わってしまっていたので。
誰と誰を一緒に出したらいいかっていう組み合わせがわかるまでにちょっと時間がかかったなっていう、僕の中ではそういうイメージですね。
新シーズンに向けての意気込み
新シーズンは例年より1ヶ月早く練習が始まり、外国籍選手もすでに合流しているため連携の準備ができています。
若手の勢いがあるので、若手に負けないようベテランが練習中も努力していてチームの雰囲気は良い状態です。
アッティ
新しいシーズンは、スタートが結構早いという話を聞いてます。
水戸 健史さん
はい、そうですね。例年より1ヶ月ぐらい早く始まってます。
アッティ
昨シーズンの連携の部分であるとか、誰と誰のコンビが良い悪い、合わないっていうのの確認も早い段階からできるとやっぱり違ってくるものですかね?
水戸 健史さん
メンバーが変わると、どうしてもいろんな組み合わせが出てくるので、やっぱり早い時期から誰と誰がマッチするっていうのを確認できるのはすごくいいことだと思います。
このシーズンに関しては、スミス選手も日本に残ってずっとトレーニングして練習にも参加しています。
外国籍選手はだいたい遅れて合流するんですけど、今年は早い段階から一緒に練習できているので、それはすごくいいことだと思います。
アッティ
新シーズンに向けての見通しとか意気込みってどうですかね?
水戸 健史さん
今シーズンは、ベテランと若手っていう感じで、中堅がいない感じになっちゃったので、ベテランは自分の与えられた役割をまずはしっかりやるっていうのが大事かなと。
あとは、若手がどれだけ伸びてくるかっていうのがすごく楽しみです。本当にすごいポテンシャルのある子たちが揃ってるので、彼らの成長がすごい楽しみだなと思ってます。
アッティ
若手の方々はどうですか?
水戸 健史さん
いや、かなり勢いがあります。
アッティ
ありますか、楽しみですね、そしたら。
水戸 健史さん
若手は若手で競争しあってますし、ベテランは若手に負けないようにっていう意地もありますし。
アッティ
なるほどなるほど。
水戸 健史さん
すごくいい雰囲気で練習できています。
アッティ
おっしゃるとおり、昨シーズンはベテランと若手で、ベテランの方が増えたなっていうイメージがあって、それに馴染むのにちょっと時間かかったなって感じはしました。
今シーズンは状態があんまり変わらずにいくなら、いい雰囲気になりそうですよね。
水戸 健史さん
いや、本当に練習面白いです。
アッティ
面白いですか?
水戸 健史さん
はい、ベテランが若手に負けないように一生懸命走ってる、頑張ってるっていうのが。
アッティ
一番いい環境。
水戸 健史さん
面白いです。
アッティ
15年間ずっといらっしゃると、いろんな新しい選手が来られるじゃないですか?
水戸 健史さん
はい。
アッティ
その方々にしてみたら初めての場所なので、そういったところの調整役というか、皆さんの気持ちを落ち着かせる役であるとか、そういったところってやっぱりあるものなんですか? それとも、ほったらかしみたいな感じなんですか?
水戸 健史さん
基本的には僕も人見知りなタイプなので、あんまり自分からグイグイ行く感じではないです。
ただ、何か聞かれたことに関しては親身になって接するようにはしています。
アッティ
なるほど、わかりました。このシーズンは若手とベテランの融合が楽しみですね。
水戸 健史さん
そうですね。楽しんでやっていきたいと思います。
ボランティア活動について
水戸健史さんは、子どもたちの何かのきっかけになったらと思い、小学校でバスケットボールを教えたり、自身の夢について話したりする活動に参加しています。
アッティ
話は変わりますけれども、水戸さんはスクールなどのボランティアであったりとか、そういったことを数多くやられてるような感じがします。
プロ選手として、実際そういうボランティアなどの活動をしてみて、どうですか?
水戸 健史さん
小学校とかに授業としてバスケットボールを教えに行ったり、一緒にバスケットボールを楽しんでもらって自分の夢について話したりすることがあるんですけど。
自分が経験してきたことを伝えて、子どもたちに何かを感じてもらえたら、別に何も感じなくてもいいんですけど、何かのきっかけになってもらえたらいいかなと思って、そういう活動に参加しています。
アッティ
こういうメジャーなスポーツをやられている方が小学生や学生の前で夢を語るって、やっぱり一番伝わりやすいと思うんですよね。
そういった意味では、これからどんどん夢を語ってほしいなと思います。
水戸 健史さん
自分にしか経験できなかったことってあると思うので、それを伝えたいなっていうふうにはいつも思ってます。
アッティ
そこから、バスケ選手に限らず、いろいろな夢を持って育つ子どもたちができると思うんですよね。
水戸 健史さん
そうですね、本当にもう何でもいいと思うんです夢って。
アッティ
うん、いいですね。活動ですね。
リクエスト曲 & お気に入りの飲食店 & これからの夢や目標
ふるさと富山について
水戸健史さんは富山県出身で、大学時代も休みのたびに帰省するほど、富山は住みやすく、居心地が良い場所だと感じています。
富山は「食べ物が美味しい」「住みやすい」と、周りの選手たちにも評判です。
アッティ
富山グラウジーズとして富山のチームに15年間所属されて、ずっと富山で生活をしながらバスケをしていらっしゃる水戸さんにお話を聞きたいと思うんですが、ふるさと富山についてどう思われますか?
水戸 健史さん
富山についてですか?
アッティ
はい。
水戸 健史さん
僕は大学が大阪だったんですけど、やっぱり休みのたびに富山にいつも帰ってきてて。
本当に富山ってすごく住みやすいですし、僕自身やっぱり富山がすごい大好きなんだな、っていうのはいつも思ってます。
なにか特別なものがあるわけじゃないんですけど、本当に居心地が良いところだというのは感じています。
アッティ
そうですよね。それこそいつも一緒に活動されている他の選手の方々っていうのは、大半が富山以外の方じゃないですか?
ましてや海外の方も結構いらっしゃるという中において、周りの方々に対して、富山の発信をされることってあるものなんですか?
水戸 健史さん
いや、やっぱり「ご飯が美味しい」と「住みやすい」っていうのは、絶対みんな言ってるので。
アッティ
そうですよね。
水戸 健史さん
いつもそういうふうに言ってくれてますね、みんな。
やっぱり富山にずっと住んでいると気づかないことってたくさんあると思うんですけど、外から来た人はそういうふうに感じてるんだなって。
お気に入りの飲食店
アッティ
いつもゲストの方に富山のお気に入りの飲食店をお聞きしているんですが、どこかありますか?
水戸 健史さん
僕、お好み焼きの「ぼてやん」。
アッティ
あー!いいですね。
水戸 健史さん
はい本当に、無性に食べたくなる感じですよね。
アッティ
ええ、チーズがね、また。
水戸 健史さん
そうなんです!
家でもたまにお好み焼きを焼いて、ぼてやん風のマヨネーズを自分で作ってつけて食べたり、パクリぼてやんをやったりもするぐらい好きですね。
アッティ
美味しいですよね。
水戸 健史さん
美味しいですね。
アッティ
結構待ちますけどね (笑)
水戸 健史さん
そうですね、もう、いつもいっぱいなので。
アッティ
入るだけでも時間かかるし。
水戸 健史さん
だからいつもテイクアウトで、予約して。
アッティ
なるほど、予約してね。
水戸 健史さん
いつも持ち帰りで、家で食べています。
アッティ
なんか今食べたくなってきますね、あんまりそんな話を聞いていると。
水戸 健史さん
ちょっとお腹すいてきましたね。
アッティ
いいですね。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
他の選手にも「ここ美味しいよ」みたいなことを言ったりすることもあるんですか?
水戸 健史さん
おすすめしてます。
アッティ
おおー、いいですねえ。
リクエスト曲
アッティ
毎回ゲストの方にお聞きしてるんですが、水戸選手の好きな曲、リクエストをぜひとも一曲していただきたいと思いますけれども。
水戸 健史さん
はい、久保田利伸さんの「LA·LA·LA LOVE SONG」を。
アッティ
おー、なるほど。
水戸 健史さん
いつもトレーニングするときに音楽を流してトレーニングするんですけど。
「リクエストの曲を教えて」って言われたときに、たまたまトレーニングの一発目に流れてきた曲がこれだったので「もうこれだ!」って思って。
アッティ
なるほどね。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
やっぱり曲によって、トレーニングのノリも全然変わってくる?
水戸 健史さん
全然違います、全然違います。
アッティ
この曲はそういう意味では、ノリノリになるような曲だと。
水戸 健史さん
ウエイトトレーニングで、すごい重量が上がりましたね、この時は。
アッティ
なるほど、わかりましたありがとうございます。
それでは水戸選手が重量たっぷり上がった曲をご紹介してまいりたいと思います。水戸選手のリクエスト曲として、久保田利伸さんの「LA·LA·LA LOVE SONG」です。
これからの夢や目標について
水戸健史さんの目標は、2026年の新B1リーグにグラウジーズが入ることと、できるだけ長く選手としてプレーを続けることです。
引退後は子どもたちにバスケットボールを教えたいと考えています。
アッティ
それでは最後の最後になりますけれども、引退後も含めてで構いませんので、水戸選手のこれからの夢、目標についてお聞かせいただけますでしょうか?
水戸 健史さん
自分は今、バスケットボール選手としてやってるので、やっぱりできるだけ長く選手としてプレーを続けたいなと思います。
あと、2026年の新B1にグラウジーズが入るっていうのも、もちろんひとつの目標です。
引退後は、せっかくバスケットをずっとやってきたので、子どもたちにバスケットを教えられたらいいなっていうふうに思っています。
アッティ
いいですね。
水戸 健史さん
はい。
アッティ
富山にずっといらっしゃって影響を与えてくださってますのでね、ぜひとも富山により貢献する活動をしていただきたいなと勝手に思っております。
水戸 健史さん
もちろんです、はい。
アッティ
楽しみにしております。
それでは全5回にわたって、水戸さんの生い立ちから始まりまして、Bリーグのこと、また富山のことなどについてお話をいただきました。これから新しいシーズンが来るのが、本当に待ち遠しいなという思いになりました。
今回のゲストは、Bリーグ「富山グラウジーズ」のバスケットボール選手 水戸健史さんでいらっしゃいました。水戸さんありがとうございました。
水戸 健史さん
ありがとうございました。
アッティ
この番組のこれまでの放送は、ポッドキャストで聞くことができます。FMとやまのホームページにアクセスをしてみてください。
お風呂の中でのぼせてまいりましたので、そろそろあがらせていただきます。アッティでした。