こんにちは、アッティです。
「アッティの熱湯とやま人」は、富山のために熱い気持ちを持って頑張る人の本音に迫る番組!
今回のゲストは、株式会社GANESHA(ガネーシャ) 代表取締役の本田 大輝 (ほんだ たいき) さんです。※2022年6月現在
焼肉「大将軍」に「SHOGUN BURGER (ショーグンバーガー)」、あの「焼肉 牛宮城」のプロデュースなど、大活躍の本田さんに熱く迫っていきます!
この記事は、FMとやま 金曜17:15~17:25放送のラジオ「アッティの熱湯とやま人」の編集前データを、ほぼノーカットでまとめたものです。
放送では流れなかった裏話も含め、お楽しみください。
焼肉大将軍と本田大輝さん
焼肉大将軍の歴史
本田大輝さんは、35年前に両親が富山駅前にオープンした「大将軍」を、8年前 (2014年頃) ぐらいに社長として引き継ぎました。
両親がやっていた「大将軍」を大事にしながらも、自身が勉強してきた焼肉の最新を取り入れた店づくりをしています。
アッティ
「焼肉大将軍」を中心にたくさんのお肉の飲食業態を展開。最近では、元雨上がり決死隊の宮迫博之さんが開店された焼肉店「牛宮城」をサポートされているということで、一躍時の人ともなってらっしゃいます。
株式会社ガネーシャ 代表の本田大輝 (ほんだ たいき) さんです。本田さんよろしくお願いいたします。
本田 大輝さん
はい、よろしくお願いいたします。
アッティ
全4回のお付き合いになりますけれども、どのようにお呼びすればよろしいでしょうか?
本田 大輝さん
そうですね。よく言われた「タイキ」とか。
アッティ
うんうん。
本田 大輝さん
「タイキくん」とか「タイキさん」とか、下の名前で呼ばれることが多いですね。
アッティ
そうするとラジオ的に「タイキ」って呼ぶのは、ちょっとあれかもしれないので、今回は「タイキさん」にしておきましょうかね。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
わかりました、よろしくお願いいたします。
私自身もですね、「焼肉大将軍」が大好きで、特に大泉店によくお邪魔するんですけれども。
本田 大輝さん
ありがとうございます。
アッティ
大ファンでしょうがないんですが、あそこで焼肉を食べると、やっぱなかなか他じゃ食べられないですよね。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
そのぐらいもう「先駆けて新しい取り組みをされている焼肉店を作ってらっしゃるな」っていうイメージがあるんですけれども、やっぱりそういう意識って何かされてるんですか?
本田 大輝さん
そうですね、元々両親が35年前に「大将軍」というのを富山の駅前でオープンしたのが最初になるんですけど、それを8年前ぐらいに社長として引き継がせていただいて。
両親がやっていた「大将軍」というものを大事にしながらも、勉強してきた焼肉の最新というものを取り入れた、そういった焼き肉店を作ってます。
具体的に言うと、お客様のテーブルでスタッフが焼肉を焼いてくれたりとか、そういうサービスを入れたりだったりですね。
メニューブックなどのデザインもかなりこだわっていて、洗練された空間っていうものを大事にしてますね。
焼肉大将軍の新しい取り組み
焼肉大将軍は、10年前の韓国料理屋での経験から焼きサービスを取り入れました。「よろにく」の影響を受けたサービスで「職人が焼くことで、焼肉が完全になる」という考え方です。
焼肉の職人は少なく、ガネーシャでは育成を進めています。
アッティ
今でこそね、焼いていただける焼肉店もあったりしますけど、考えてみると昔は焼いていただける焼肉屋さんは、ほとんどなかったようなイメージありますね。
本田 大輝さん
そうですね。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
私が修行した先が韓国料理屋だったんですけど、韓国料理屋のサムギョプサルとかって、もう10年前からお客さんの前で焼くんですよね。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
はい。まずそこで焼きのサービスを学んで、「これは焼き肉屋でも使えるな」というのも意識しましたし、僕の妻も青山にある「よろにく」っていう焼き屋さんで修行させていただいて。
「よろにく」さんっていうのが、「よろにく前」「よろにく後」って言われるほど、焼肉業界を変えたっていう。
アッティ
へー。
本田 大輝さん
ブランドで。
アッティ
有名なとこなんですね。
本田 大輝さん
はい。僕の師匠が「よろにく」を生んだっていう。伴さんっていう師匠がいらっしゃて。
「よろにく」さんが、お肉を全て焼く。焼肉ってのは半調理されたものなので、完成してないわけじゃないですか?
アッティ
そうですよね。
本田 大輝さん
素人の方が、焼いて、食べる。「これは不完全だ」っていうところで、「よろにく」さんがやったのは、全部焼いてあげて、お世話してあげて、お客さんの口の中まで運ぶっていう。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
それで「焼肉業界が大きく変わった!」って言われてるんですけど。
アッティ
何となく私のような素人が、焼肉屋の運営を見るとですね、要は、最終的な加工までしない。
本田 大輝さん
うん。
アッティ
肉さえ出してしまえば、あとはお客さんがやってくれる。
そういう意味では「サービスが楽だ」みたいなイメージを勝手に持ってたんですが、それを逆に取ってるんですね。
本田 大輝さん
そうですね。あと、焼肉の職人さんっていうのが、かなり少ないんですよ。業界的には。
アッティ
そうですよね。焼肉の職人さんって、あんまり聞いたことないですよね。
本田 大輝さん
ちょっとお寿司と似てて。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
もうなんかすごく幅が狭いんですけど、奥が深いというか、何ていうんだろ…。牛一頭をさばいて、「ここが柔らかい」とか、「ここが硬い」とか、「こういうカットに仕分けたらいい」っていうことを判断できる職人さんが非常に少ない。
アッティ
なるほど。料理の手前の段階の工程ですよね。
本田 大輝さん
そうです。だから、僕らの会社では「料理人」とは言わず、「職人」っていうふうに名付けている感じですね。
アッティ
それは、ガネーシャさんには何人かいらっしゃるんですか?
本田 大輝さん
いますね。いますし、その若い職人も今育てていってる途中で。
「新しく雇用してから教えていく」っていうような感じじゃないと、富山本当少ないし、東京も少ないですね。
アッティ
そうなんですね。でもそこはちょっと狙い目のとこですよね、逆に。
本田 大輝さん
そうですね、はい。
アッティ
ちょっと話戻りますと、8年前に社長になられた?
本田 大輝さん
はい。
アッティ
そうすると、それまでは焼肉大将軍のみがあったという。
本田 大輝さん
そうですね、はい。
アッティ
そうすると、変な言い方ですが、昔ながらの焼肉屋さんだった?
本田 大輝さん
そうですね。大衆的な韓国式の焼肉屋が3店舗あったと。
アッティ
そこに東京で学んできたことをしっかりと入れ込んで、大改革を今進めてるというところですね。
本田 大輝さん
はい。
計画的な修行と学び
本田大輝さんは韓国料理屋で修行後、イタリアンや懐石料理など様々なジャンルで計画的に経験を積み、新しい改革に役立てています。
自分に足りない要素を補うための修行先は、食べ歩きや社長の本を読むなどして選びました。
アッティ
ちょっとまた東京の話に戻るんですけれども、韓国料理屋さんで修行された後も、いろんなところで学ばれてきたんですか?
本田 大輝さん
そうですね。イタリアンの業態だったり、高級店の懐石料理屋とかもそうですね、修行したことがあります。
いろんなジャンルで修行させていただきました。
アッティ
なるほど。そうするとやっぱり、違うジャンルなどで学んできた要素っていうのは、新しい改革をされてるものに相当入り込んでるものなんですか?
本田 大輝さん
相当入り込んでますね。計画的にいろんな修行先に行ったので。
アッティ
あ、計画的なんですか!?
本田 大輝さん
はい、計画的に全部役立つだろうと思い、自分に足りないものを得るために。
アッティ
イタリアンであればこういうことを学ぼうとか、それぞれに対して「こういうことを学ぼう」ってことを計画立てていった?
本田 大輝さん
そうですね、はい。
アッティ
それは自分自身の考えでやってこられた?
本田 大輝さん
自分自身の考えで。元々食べ歩くのが好きだったんで。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
「その飲食店に行くと、どういう会社なのか」「ホームページを見ると、どういう会社なのか」がわかってくるので、そこの社長の本読んだりとか。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
そして、ある程度目星をつけて修行していきましたね。
アッティ
なんか面白いですね。
本田 大輝さん
計画性がなさそうに見えて、意外とそういうところが「腹黒い」って言われますね(笑)
アッティ
そんなことはないと思いますけどね(笑)
なるほど。わかりました、ありがとうございます。今回は以上とさせていただきまして、次回は本田さんが今進めていらっしゃる新業態についてお聞きしていきたいと思います。
ショーグンバーガーについて
飲食店の魅力
本田大輝さんは、飲食店の魅力はお客さんが料理を食べて感動する瞬間を見られることにあると考えています。
特にコロナ禍で、家では体験できない特別な感動を提供する重要性を再認識し、テイクアウトだけでその魅力を十分に伝えるのは難しいことを実感しました。
アッティ
今回は、飲食店の魅力についてと、今進めてらっしゃる新業態について、少しお話をいただきたいなと思ってるんですけれども。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
飲食店の魅力、飲食業の魅力、そういったものについて少しお話いただけますか?
本田 大輝さん
はい。飲食店の魅力なんですけど、いろいろちょっと考えてみて、僕はまず最初に「これが面白いな」って思ったのが、お客さんが一口目、焼肉にしろハンバーガーにしろ食べたときに、目を見開くぐらい感動する瞬間ってあるんですよ。
アッティ
はいはいはい。
本田 大輝さん
もう見てれば、「感動してるな」っていう表情って必ずあって。それをオープン日とかに、横から見てるのがめっちゃ好きで。
アッティ
あー。
本田 大輝さん
僕は、もうなんか「驚かせたい」とか、「感動させたい」みたいなところが、すごい強い人間で。そこがやっぱり面白いところですかね。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
もちろんよく言われるのが、「お客さんの声がダイレクトに伝わりやすいから飲食業がいい」とか。
アッティ
そうですね。
本田 大輝さん
「チームプレーが好き」とか、そういったのはもちろん飲食店の魅力の一つなんですけど、僕は圧倒的に人が感動している姿を見るのが楽しいことかなと。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
はい、思いますね。
アッティ
でも、考えてみるとそうですよね。新しいお店に行って、それこそ本当に美味しい料理を食べたときに、確実に顔に出ますよね。
本田 大輝さん
確実に出ますね。
アッティ
出ますよね。それって多分、他の感動とちょっと違う表現をするような気はしますよね。
本田 大輝さん
反射的に、やっぱり表情は変わるんで。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
「なんか普通に美味しい」ぐらいだと、変わらないんですよね。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
お客さんが本当に感動したときに目を見開く瞬間があるので、「それが何割ぐらいいるか?」みたいなのを見てたりしますね。
アッティ
なるほど。人はやっぱり食の部分に関しては、「感動すると確実に顔に出る」っていう気はしますね。
本田 大輝さん
そうですね。あとは、コロナのこの2年半ぐらいですかね。
コロナでもうすごい苦しい時間を過ごしたんですけど、やはり飲食店の魅力っていうのは「家で体験できないことを飲食店では体験できる」みたいなところが、やっぱすごい強いんだなって、コロナになって思いましたね。
テイクアウトとかデリバリー、流行ったじゃないですか?
アッティ
流行りましたね。
本田 大輝さん
「飲食店を助けたい」っていうお客様もたくさんいて、いろいろ買っていただいたんですけど、「美味しさ」とか「楽しさ」とかっていうのは、やっぱ半減というか、半分も伝わらないんじゃないかなっていうふうに、すごい思いましたね。
アッティ
味は最低限伝えられたとしてでも、そのサービスであったりとか、違う感動を伝えることって、まずできないですからね。
本田 大輝さん
難しいっすね。
アッティ
やっぱり続けるのって難しいですよね。
本田 大輝さん
うん。
アッティ
特に「飲食店がやってらっしゃるテイクアウトってのは、なかなか難しいのかなぁ」という感じはしますよね。
本田 大輝さん
難しいですね。
アッティ
テイクアウト専門であればね。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
難しいものでしょうけどもね。
本田 大輝さん
うん。
ショーグンバーガーの展開
本田大輝さんは「SHOGUN BURGER (ショーグンバーガー)」を「日本一の和牛ハンバーガーチェーン」にすることを目指し、現在 (2022年6月時点) で7店舗を展開。さらに5店舗をフランチャイズでオープン予定です。
ブランドの世界観を重視し、大手チェーンとの戦い方を考えています。
アッティ
人の感動を見て喜びに感じながら、次の展開をどんどんどんどん進めてらっしゃる大輝さんですけれども。
今、特にまたいろんな業態に進出されてるかと思いますが、トライしてらっしゃることについてお聞かせ願いますか?
本田 大輝さん
SHOGUN BURGER (ショーグンバーガー)からいうと、ショーグンバーガーは「日本一の和牛ハンバーガーチェーンになる」という目標を置いて経営してます。で、今7店舗 (2022年6月時点)。
アッティ
7店舗!? そんなに多いんですか、今。
本田 大輝さん
7店舗ありますね。
アッティ
うんうん。
本田 大輝さん
で、今年で5店舗ぐらいはオープンする予定で。
アッティ
ほー。
本田 大輝さん
全部フランチャイズになるんですけど。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
フランチャイズで、5店舗ほどオープンする予定をしております。
なので、フランチャイズの本部として、「SHOGUN BURGER」のブランドがしっかり運営できる仕組みを今作っていますね。ショーグンバーガーは、何よりも世界観を大事にしていて。
アッティ
世界観?
本田 大輝さん
ハンバーガーとライフスタイルっていうのは、結構繋がってるというか。
アッティ
ほうほう。
本田 大輝さん
グルメバーガーの店主の方って、もう何だろう、スケボーやってて、サーフィンやってて、みたいなライフスタイルの人が結構多くて。
アッティ
そうなんですか?
本田 大輝さん
多いんですよ。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
生き方もかっこいい人が多いんですけど、僕らはそのチェーン店として、フランチャイズオーナーさんとか、ショーグンバーガーがある街の人たちが「ショーグンバーガーがあってよかったな」とか、「かっこいいな」って思ってもらえるようなブランドに今磨き込んでいて。
そうでもしないと、やっぱり大きいマクドナルドさんとか、今、鳥貴族さんが「とりきバーガー」ってあって。
アッティ
そうなんですか?
本田 大輝さん
チキンバーガーの店をやってるんですけど、やっぱああいうとこには勝てないので。
アッティ
大手はね、広げ方がすごいですからね。
本田 大輝さん
マクドナルドさんとかは、やっぱ自分でハンバーガー屋をやればやるほど、すごいっていう。
アッティ
まぁまぁまぁまぁ。
本田 大輝さん
ただただ、すごいなっていう。
アッティ
そう感じるものですか?
本田 大輝さん
はい。「どうやって戦わずに、僕らは展開していくのか」っていうところが、やってて面白いですね。
ショーグンバーガーの音楽やアート
本田大輝さんは「SHOGUN BURGER」のライフスタイル要素を強化するため、自身がデザインした制服や、若手アーティストが制作した音楽をSNSで発信し、著作権を保持。
さらに、アートやNFTを店内に取り入れることで、ブランド価値を高める取り組みも進めています。
アッティ
ライフスタイルに入れ込んでいくっていうのは、「具体的にこういうことやってます」みたいなことって何かあるんですか?
本田 大輝さん
そうですね、ファッションの要素で。制服とかも僕がデザインして着てもらったりとか、あと音楽とかも作ってますね、今。
アッティ
音楽!?
本田 大輝さん
音楽を若手のアーティストさんに作ってもらって。
アッティ
へー!!
本田 大輝さん
SNSで、TikTokとかInstagramに音楽を載せて、著作権はショーグンバーガーが持つと。
アッティ
ショーグンバーガーの音楽ですか!?
本田 大輝さん
はい。
アッティ
へえー!!
本田 大輝さん
今後アートとかも絡めて、店内にアートを飾って、それもNFTと絡ませて。
アッティ
NFTにも絡めていくんですか!?
本田 大輝さん
そうですね。
アッティ
へえー!面白い!
本田 大輝さん
はい、そういうのを絡めて。
「FCオーナーさんが、価値を出せるようなブランドにしていければな」って思ってますね。
焼肉 牛宮城のプロデュース
アッティ
元雨上がり決死隊の宮迫さんがやられてる「牛宮城」のプロデュースもされてますけれども、そちらは今どうですか?
本田 大輝さん
そうですね。オープン前は非常に大変でしたし、オープンしてからもすごい大変で、手がかかるお店ではあるんですけど。
いわゆる普通の飲食店ではないので、なんか毎日毎日刺激的ですし、勉強になりますね。
アッティ
なるほど。今回は以上とさせていただきまして、次回はこの牛宮城のお話の続きをいただきたいのと、経営としての話も少しいただきたいなと思っております。
牛宮城のプロデュースや、経営について
牛宮城プロデュースの経緯
本田大輝さんは、YouTuberのヒカルさんとの炎上騒動で話題になった焼肉店「牛宮城」をプロデュースすることになります。
当初は社内から反対の声もありましたが、会社の理念「出る杭であろう」に基づいて進めることを決定。プロデュースの過程では、YouTubeの視聴者の反応によってプロデュース内容が変更されるなど、難しい面もありました。
アッティ
前回は新業態についてということで、「ショーグンバーガー」そして「牛宮城」の話を少しお聞かせいただきました。
牛宮城の話が途切れた形になりましたので、きっかけも含めて再度お話いただけますでしょうか?
本田 大輝さん
そうですね。牛宮城自体は、例のヒカルさんとの大炎上した試食会の動画を見てですね、「これは本当やばいな」と思いました。
それまでは、YouTubeとかあんま見たことなかったんですけど、焼肉業界的にもあの動画っていうのはすごいバズっていて。
アッティ
話題になっていたんですか?
本田 大輝さん
はい、それでSNSで宮迫さんのチームに連絡を入れて「この後どうなるんですか?」みたいな。
「一度お話させていただきたいです」みたいなのを送らせていただいて、そこで実際にショーグンバーガーを食べに来てくれて。テイクアウトで。
アッティ
ショーグンバーガーをまず食べに来られたんですか?
本田 大輝さん
そうですね。食べていただいて「美味しいな」と。
動画にも載ってるんですけど、食べていただいて、なんかもう2~3日後ぐらいには富山に来てくれて。
アッティ
その動画、見ました見ました。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
あれは大泉店かな?
本田 大輝さん
大泉店ですね。
アッティ
そうですよね。
本田 大輝さん
で、味を確かめていただいて。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
「あ、いいな」と言っていただいて。それで選んでもらったっていう形ですね。
でも、具体的になったときには、やっぱり社内ではすごく反対が起きてて。
アッティ
そうなんですか?
本田 大輝さん
「何で炎上してる焼肉屋をわざわざプロデュースするんだ」と。「こっちまで炎上してしまうのではないか」と。
アッティ
「一緒に燃えちゃうんじゃないか」っていう。
本田 大輝さん
そうです。リスクが高すぎると。
アッティ
あぁ。
本田 大輝さん
はい。社内では反対が起きたんですけど。ただ僕らの会社の理念が「出る杭であろう」っていう。
アッティ
あー、いいですね。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
なるほどなるほど。
本田 大輝さん
すごい強い言葉を持ってるんで。
アッティ
はいはいはい。
本田 大輝さん
いや理念通りに行くんだったら、「出る杭であろう」を実現するべきだと。
アッティ
やるしかないだろうと。
本田 大輝さん
っていうところでやり始めたんですけど、今回のプロデュースはすごい難しくて。
アッティ
そうですよね。
本田 大輝さん
YouTubeの軸と、飲食店プロデュースの軸って2軸あるんで。撮影内容によって、視聴者のコメントによって、プロデュース内容が少し変わっていくんですよね。
アッティ
そういうことなんですね。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
それはつらいですね、左右されちゃう?
本田 大輝さん
そうです、それはあって。
やっぱりファンの方を大事にするチームなんで、宮迫さんチームが。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
あとそれで、どんどん状況が変わっていくのは、やっぱり見てて、見ててじゃないな、ハラハラしました。
アッティ
じゃあ、急に横からリクエストとかって、沢山くるわけですね。
本田 大輝さん
あります、あります。はい。
アッティ
あー、それは大変ですよね。
本田 大輝さん
そうですね、うん。
経営者としてのモットー
本田大輝さんの経営者としてのモットーは「泥臭さ」です。学歴や頭の良さではなく、諦めずに粘り強く取り組むことを大切にしています。
流行りものをパクることもあり、それを会社の骨格であるお店の伝統と融合させることで、独自のスタイルを作り上げてきました。
アッティ
「出る杭であろう」は素晴らしい理念だと思います。
ここからは経営者としての話なんですが、経営者として何か「モットー」みたいなものってありますかね?
本田 大輝さん
そうですね。やっぱり、僕は頭がいいわけでもないですし、学がめちゃくちゃあって、ていうタイプではないので。
「自分の良いところって何だろう」「大事にしてるところって何なんだろう」って思ったんすけど、やっぱ「すごい泥臭いこともできる」っていう。「泥臭さ」が、自分のいいところじゃないかなって。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
結局、今まで諦めずにずっとやり続けてきたから、「本当に負けた」っていうのがあんまりなくて。勝つまでやるタイプで。
分からなかったら、先輩にも後輩にも恥をしのんで聞きまくったりとか、それこそ丸パクリしたこともありましたね、流行ってるものを。
アッティ
なるほどなるほど。
本田 大輝さん
どんどんどんどんパクッていくと、元々の飲食店としての会社の骨格に気づいた。親父たちがやってきた、食へ対しての熱さとか、そういうのが。
その骨格があったから、いろんな流行をパクッてきても、なんか混ざってリミックスされていって。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
僕らの会社の強みがどんどんどんどんリミックスされていって、強化されていくみたいな。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
あと、コピースピードとかもめちゃくちゃ早いんで。
そうですね、そういうのがうちの会社の強みですし、再度言うのは、泥臭いところは僕の中でいいところなんじゃないかと。
若手社員の意見の取り入れ
本田大輝さんは、会社の感性を維持するために、20代前半の女性社員の意見を取り入れるようにしています。
SNSの更新やトレンドの把握には、若手社員の感性が不可欠だと考えています。
アッティ
聞く側から聞かれる側にどんどんなってくると思うんですけれども、やっぱりそういうときでも、泥臭い姿勢を忘れずにいこうという気持ちですかね?
本田 大輝さん
そうですね。逆にですけど、僕は20代前半の子をたくさん周りに置いています。
アッティ
あえて?
本田 大輝さん
はい、そして女性。
アッティ
へー。
本田 大輝さん
女性で、20代前半の子を周りに置いていって。
これはなんでかっていうと、SNSを1個更新するにも、何が流行るのかを考えるときにも、やっぱりおっさんだと難しくて。
アッティ
自分1人だと、その情報がやっぱり。
本田 大輝さん
いや、難しい。
アッティ
感性として、とれないと。
本田 大輝さん
30代になって、35になるんすけど今年で。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
もうやっぱそこって、おっさんなんですよね。
アッティ
はー、いや、35おっさんです(笑)
本田 大輝さん
完全におっさんで、今までとは全然違うなって思って。
で、その若い子たちの意見を逆に乞うというか、取り入れるようにしてますね。
焼肉の美味しさの秘訣
焼肉の美味しさの秘訣は、肉、タレ、そして焼き台。
家庭でも、ホットプレートではなく焼肉専用のプレートを使うと、より美味しく焼けるそうです。
アッティ
肉のプロとして、例えば、我々素人が普段の家で肉を美味しく食べる方法とか、美味しい肉料理の仕方とか、そんなのがあったら、何かちょっとアドバイスいただけますか?
本田 大輝さん
焼肉からいくと、焼肉っていうのは、お肉とタレと焼き台、この3つが大事なんですね。
アッティ
肉とタレと焼き台。
本田 大輝さん
これ、焼肉屋の人に聞かれたくないな(笑)
アッティ
ばれちゃいますよね(笑)
本田 大輝さん
焼肉の肉とタレがよくないと駄目なのは、大体わかるじゃないですか?
アッティ
わかります、わかります。
本田 大輝さん
ここは多分わかる。
アッティ
わかります、わかります。よくわかります。
本田 大輝さん
でも、焼き台にこだわってる焼肉屋がないんですよ。
アッティ
焼き台?
本田 大輝さん
はい。つまり家庭でやるときも、ホットプレートではなくて焼肉専用のプレートがあるんですよ。それで焼くと、やっぱり美味しくなりますね。
アッティ
へー、そうですか。焼き台を見ろという。
本田 大輝さん
はい。
アッティ
今回は以上とさせていただきまして、次回は最終回。
今こうやって富山から東京に進出されたりしていますが、あえて、ふるさと富山についてのお話であったりとか、お気に入りの飲食、また曲についてお話をいただきたいなと思っております。
富山のこと&オススメ店&リクエスト曲
ふるさと富山について
本田大輝さんは、富山には良いものがたくさんあり、県外に行けば行くほどその魅力に気づくそうです。
富山の食材や人柄の良さを、全国や世界中の人に知ってもらうため、メディアを通じて発信していきたいと考えています。
アッティ
3回にわたって、楽しい、そしてためになるお話をたくさんいただきました。
東京でも活躍されて、これから全国でも活躍されると思うのですが、あえて逆にですね、ふるさと富山についての想いがあれば、お聞かせいただけますでしょうか?
本田 大輝さん
はい。富山はやっぱり、本当にいいものがたくさんあると、県外に行けば行くほどわかりました。
富山の持つその食材だったり、食材を生かしてくれるシェフの人たち、人柄とかも。やっぱり県外に行けば行くほど、「やっぱ富山って本当にいい街だな」って思うことがすごく多いですね。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
やっぱりもっと富山の魅力っていうものを、県外の方、全国の方、世界中の方に知ってもらうためには、まあ僕ができるのは、こうやってちょっとメディアに出たりとか、最近多くなってきたんですけど、そこでもしっかりと富山の魅力をどんどんどんどん拡散していけたらなと思ってます。
アッティ
いいですよね、やっぱり。特に全国であるとか、東京であるとか、活躍される方は、ぜひとも自分が一つの広告マンというかね、富山の広告塔であるという考え方を持ちながら活動していただくってのは、我々にとっても本当にありがたいことだなと思いますので、どんどん発信をしていただければなと思ってます。
富山県内で大好きな飲食店
アッティ
飲食のプロである大輝さんに聞いてみたいんですけど、富山のお気に入りの飲食店ってどこになりますか?
本田 大輝さん
ワインバーのalpes (アルプス)さんっていう。
アッティ
アルプスさん。
本田 大輝さん
いわゆるナチュラルワインとか自然派ワインを出すワインバーになるんですけど、店主の池崎さんっていう方がDJなんですよ。
アッティ
ほう、DJ。
本田 大輝さん
音楽がめちゃくちゃいいっすね。
ワインと、そこで流れてる音楽が、レコードから流れるんですけど、それがめちゃくちゃ気持ちよくなるというか。
友人と行ってもいいですし、彼女とかと行ってもいいですし、何人かで行っても楽しめるようなお店で。
アッティ
なるほどなるほど。じゃあ、焼き肉を食べた後に。
本田 大輝さん
そうですね。はい。
アッティ
「ご一緒させてもらえると、非常に嬉しいな」というふうに思っております。
リクエスト曲
アッティ
最後になってまいりましたけども、大輝さんのね、人柄を知るということもありまして。お好きな曲を一つリクエストしていただきたいなと思います。
本田 大輝さん
僕のこと知ってる人は多分「大輝はこれが好きなんじゃないか」っていう曲がありまして。かりゆし58さんの「アンマー」っていう曲です。
歌詞の中に、「優しさの中に凛々しさを秘めた人になるようにと願い」っていう歌詞があるんですね。
アッティ
うんうん。
本田 大輝さん
ここの歌詞がめっちゃ好きで。
アッティ
うん。
本田 大輝さん
長女の名前が「凛々那 (りりな)」っていう名前で、その凛々しいの「凛」をとって。
アッティ
ちょっとだけとって。
本田 大輝さん
「な」は那覇の那。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
妻が那覇出身っていうところもあって、長女に「凛々那」っていう名前をつけたぐらい好きな曲で、はい。
アッティ
素晴らしい。
本田 大輝さん
ぜひ。
これからの夢や目標について
本田大輝さんの最終的な夢は、ホテルを経営することです。
現在は飲食店の運営を通じてノウハウを蓄積しており、いずれはそれらを組み合わせてホテル事業に乗り出したいと思っています。
アッティ
それでは最後の最後になりますけれども、大輝さんのこれからの夢であるとか、目標、そういったものについてお聞かせいただけますでしょうか?
本田 大輝さん
はい。僕らは食のコンテンツを生み出して、それをキラキラと輝かせる食のクリエイター集団というのを目指していきたくて。
富山でもいろいろな施設だったり、いろんなお店を作って、どんどんどんどん富山の街を輝かせられればなと思ってます。
なので、ショーグンバーガーなどを全国展開して、さらに僕らも力をつけて、牛宮城もそうですけど、いろいろ力をつけて、「チーム全体で富山を盛り上げられる会社になれたらな」と思ってます。
最終的には、ホテルがやりたいっすね。
アッティ
えっ!? ホテルなんですか?
本田 大輝さん
ホテルがやりたいっすね。
アッティ
ほー。それは何でですか?
本田 大輝さん
飲食の人あるあるなんですけど、宿泊施設やりたいですよね。
アッティ
あ、飲食の方多いんですか?
本田 大輝さん
多いんじゃないですかね? 僕はすごいやりたいですけどね。
アッティ
へえー。面白いですね、いいですね。
本田 大輝さん
やりたいっすね。
アッティ
そこで美味しい肉料理も食べれて。
本田 大輝さん
そう、例えばですけど。そのために部品を作ってるというか、今度カフェもやりますし。
アッティ
そうなんですね。
本田 大輝さん
パン屋も、今できるようになって、会社の中でノウハウがあるし。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
ハンバーガーもそうですし、ピザもやってるしっていうので。
アッティ
なるほど。
本田 大輝さん
それを全部繋いでいって、いつかそれをやりたいなと。
アッティ
最後、驚きの目標でありましたけれども、考えてみると確かにそういう繋がりもあると思いますし、いつかね、その最終目標が全てではないですからね、その途中の過程も含めて、我々みんなで楽しんでまいりたいなと思っております。
それでは、全4回にわたって本田大輝さんからお話をいただきました。肉の魅力、飲食の魅力。そして大輝さんの魅力あふれる1ヶ月となりました。
今月のゲストは、株式会社ガネーシャの本田大輝さんでした。本田さん、1ヶ月間ありがとうございました。
本田 大輝さん
ありがとうございました。
アッティ
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お風呂の中でのぼせてまいりましたので、そろそろあがらせていただきます。アッティでした。