私「アッティ」が、熱湯とやま人を始めるにいたった経緯などをまとめました。
富山大好き人間で、自分たちの富山を少しでも良くしていこうと思っている人たちを、多くの方に知ってもらえたらなと思っております。
この記事は、FMとやま 金曜17:15~17:25放送のラジオ「アッティの熱湯とやま人」の内容をまとめたものになります。
子ども時代の銭湯での思い出
アッティは、子ども時代に同級生の家が経営する銭湯によく行っていました。銭湯の雰囲気や常連客との交流、番台のおばちゃんからの飴玉のプレゼントなど、温かい思い出がたくさんあります。
こんにちは、アッティです。
私アッティの小学校の同級生で銭湯をやってらっしゃる家があったのですが、同級生ということもありまして、よくその銭湯に行ったものです。
仕事が忙しくて、あまり一緒にいることがなかった父と手を繋ぎ、その銭湯に行くのが何よりもの楽しみだったのを覚えております。
ガラガラガラーッと銭湯の扉を開けると、番台の顔なじみのおばちゃんが「いらっしゃい!」という、でかい声でいつも迎えてくれました。当時は確か200円から220円ほど小銭を縦に重ねて、番台のおばちゃんに渡したりしていました。
今でこそ、健康ランドのような大規模な入浴施設はたくさんありますけれども、その頃は銭湯しかなくて、またその銭湯のお湯が熱いのなんのっ!
熱いからといって蛇口から水を入れると、周りにいるおじいちゃんに「こらっ! お湯がぬるくなるだろ!」とよく叱られたもんです。
恐る恐る蛇口から水を少しだけ出して、そのすぐ横から足をそうっとゆっくり湯船に入れたのを覚えております。
銭湯に来ているお客さんはいつもの常連さんばかりで、近所の方がほとんどだったと思います。お風呂に来たのか、話をしに来たのか分からないぐらい、皆さんずっと話をしていました。
ガハハハハーッという笑い声と、シャワーの音が銭湯中に響いていました。
「何が楽しくて、そんなに長風呂して話をしているんだろう」と、子どもながらに思ったのを覚えております。
そうこうしているうちに、熱湯だけにあっという間に体が火照って湯船に入っていられなくなって、風呂から上がって体をふいて服を着ようとすると、私の服のところに飴玉が一つポツンと置かれている。
番台のおばちゃんからの内緒のプレゼントなんですね。
体だけでなく心も温まる銭湯。銭湯には裸の付き合いがあって、気のおけない者同士の、ときには楽しく、そしてまた熱い会話がたくさんあります。そんな銭湯がアッティは大好きです。
本日2022年4月1日は、学校や会社など様々な場面で新しい期のスタートを切る日です。
「アッティの熱湯とやま人」も、今回は記念すべきスタートの回となっております。気楽に気長に番組を続けていきたいと思いますので、リスナーの皆さん方も気楽に気長にお聞きいただければありがたいなと思っています。
「ブルートレイン」での思い出
アッティが子どもの頃、余命わずかと誤診されたことがありました。そのとき、祖父に連れられて電車が走る喫茶店「ブルートレイン」に行った思い出が強く心に残っています。この喫茶店は鉄道マニアや電車好きの人々に人気の場所で、オーナーが走らせる鉄道模型が魅力的でした。
私はほとんど覚えていないんですが、アッティは3歳の時、がんと宣告され、余命数週間と言われたことがあるんです。こうやって今はピンピンしておりますので、実はそれは誤診だったんですがね。
両親を始め周りの大人たちは、毎日涙をこらえながらの生活で、「最後にアッティに何かしてあげられることないかな?」というふうに思っていたそうです。
アッティは電車が大好きな子どもで、わざわざ富山駅まで何度も電車を見に行ったそうです。
そしてうちのおじいちゃんが、アッティが電車が好きということで、アッティの生きてる最後に「ブルートレイン」という喫茶店に何度か連れてってくれました。
ブルートレインは結構有名ですので、富山県内の方であれば知ってらっしゃる方も多いと思います。正式には「喫茶駅ブルートレイン」という名前です。
「喫茶駅ブルートレイン」は鉄道マニアの人であったりとか、電車好きの小さな子どもたちまで、多くの方が集う趣のある喫茶店であります。
蒸気機関車の車両をイメージした内装で、一番の魅力はオーナーさんが走らせる鉄道模型。鉄道模型が自分の座席の周りを走ってくる、そんなところが一番の魅力であります。
走行する模型を見ながら、当時はコーヒーとかではなくてオレンジジュースかなにかを飲んでたんだと思うんですけど、それを飲むのが本当に格別でした。
先ほども話しましたとおり、アッティの死の宣告っていうのは誤診だったんです。誤診ということもあり、入院先から家に帰り、家族総出でお祝い会をしてもらいました。
そのときになぜかアッティは元気がなく、再検査をしてみたら、胃炎ということで、また再度入院だったというオチはついてしまいました。
「アッティの熱湯とやま人」の目的と方針
この番組を通して、富山の魅力と可能性を発信していきます。自分たちの富山を少しでも良くしていこうと行動している人々をゲストに招き、彼らの本音やオフトークを引き出し、こだわりや情熱を掘り下げていきます。
話は戻りますが、先ほどの「喫茶ブルートレイン」。まさにどこにもない喫茶店で、こだわりの塊なんですね。
この番組は「こだわり」というものを一つのテーマにしていきたいと思っています。
アッティはたくさんの人と出会って、自分の知らない話を聞くのが大好きです。
好奇心旺盛に人に触れていくからか、自分の周りには本当に面白い人がいっぱいいます。富山大好きの人間がいっぱいなんですね。
自分たちの富山を少しでも良くしていこうと行動している人が非常に多いです。そういった富山のために前を走る人を、この番組ではゲストにお迎えして、その方の活動や想い、そしてそのトップリーダーのパーソナリティをリスナーの皆さんに知ってもらう、そんな番組にしていきたいなと思っています。
例えば、創業100年を超えるような老舗企業や、独自の強みを持った注目の企業、新進気鋭のベンチャー企業など、富山県にある魅力あふれる会社の経営者の方々や、富山のスポーツやアートやエンタメなど世界で活躍されている方々、また政治や行政でトップを張り、富山を引っ張っていらっしゃる方々などなど。
様々な分野の皆さんをお招きして、本音からオフトークまで、アッティが根掘り葉掘り存分に引き出す。そんな番組にしていきます。
富山がこれからも元気であり続けるっていうのは、富山県民のみんなの願いだと思います。
いろんな分野のリーダーの方から、そのヒントになるようなお話を伺いしたいと思っています。そんなトップリーダーには必ず、こだわりというものがあるはずです。
「喫茶ブルートレイン」のようなこだわり、そのこだわりにも目を向けていきたいと思っています。どうぞお楽しみに!
それでは、お風呂の中でのぼせてきましたので、そろそろあがらさしていただきます。