こんにちは、アッティです。
「アッティの熱湯とやま人」は、富山のために熱い気持ちを持って頑張る人の本音に迫る番組!
今回のゲストは、株式会社Engames (エンゲームズ) 代表取締役の杉木 貴文(すぎき たかふみ) さんです。※2024年10月現在
「ボードゲームを日本のカルチャーに」というビジョンを掲げて、大活躍の杉木さんに熱く迫っていきます!
この記事は、FMとやま 金曜17:15~17:25放送のラジオ「アッティの熱湯とやま人」の編集前データを、ほぼノーカットでまとめたものです。
放送では流れなかった裏話も含め、お楽しみください。
杉木貴文さんの自己紹介と会社紹介
株式会社Engamesの紹介
杉木貴文さんは富山出身で、東京での就職後、アナログゲームを扱う「Engames (エンゲームズ)」を起業しました。社名には「ご縁」「円卓を囲む」「英語の接頭辞en-」など複数の意味が込められています。
ボードゲームなど、手で触れる素材を使ったゲームを扱う総合企業として活動中です。
アッティ
杉木さん、どうぞよろしくお願いいたします。
杉木貴文さん
よろしくお願いします。
アッティ
大変面白い事業でありますので、全4回思いっきり事業のことをお聞きしたいなと思います。
杉木貴文さん
ありがとうございます。
アッティ
そしてまた、杉木さんの生い立ちについても聞いていきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
杉木貴文さん
よろしくお願いします。
アッティ
まず最初に、杉木さんの簡単な自己紹介と、Engamesさんの会社の紹介をいただけますでしょうか?
杉木貴文さん
株式会社Engames (エンゲームズ) という会社を経営しております、杉木貴文と申します。
富山生まれ富山育ちで、大学から東京に行って、インテックに入り、その後「ボードゲームの総合企業」として起業したという形になります。
ゲームっていうと、デジタルゲームが主流ですけれども、弊社が扱うのはアナログなゲームです。紙でできた板や、サイコロやコマなど、手で触れる素材を使ったゲームを扱っております。
アッティ
「Engames (エンゲームズ)」という名前って、何か由来があるんでしょうか?
杉木貴文さん
いくつかの意味を込めさせていただいています。
「エン」というのは、私の実家がお寺でして、お寺の用語で「ご縁」。
アッティ
そうなんですね。
杉木貴文さん
あとはゲームをやるときに、みんなでテーブルを囲んで「円 (えん) になってやる」っていうこととか。
アッティ
なるほど!その円。
杉木貴文さん
それと「en」って、英語での接頭辞で「enhance (エンハンス)」とか「empowerment (エンパワーメント)」のように「〇〇である状態にする」みたいな使い方もあって。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
なので「ゲームをできるようにする会社です」ということで「Engames (エンゲームズ)」と名付けました。
アッティ
こだわりありますね。面白いです。
杉木貴文さん
ありがとうございます。
富山のボードゲーム事情
杉木さんが経営するエンゲームズは、富山唯一のボードゲームメーカーであり、販売や流通も手がける総合企業です。
全国には約400店舗のボードゲームカフェがあり、富山にも4~5店舗ほど。パフェ屋や居酒屋など、様々な形態でボードゲームを楽しめる場所が増加しています。
アッティ
これまで30人ぐらいのゲストの方が来られてますが、さすがにボードゲームを扱われている方はいらっしゃらなかったです。
杉木貴文さん
そうなのですね。
アッティ
富山でボードゲームを扱っている企業は、どのぐらいあるものなんですか?
杉木貴文さん
ボードゲームの企業といっても、いろいろあります。
弊社は、専門店として販売をしていて、さらにメーカーでもあるんですよ。ボードゲームのメーカーとしてもやってるのはうちだけですね。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
実は、ボードゲームで遊べる場所を提供する「ボードゲームカフェ」っていう飲食店の業態は、全国に400店舗ぐらいあるんですよ。
ボードゲームで遊べる居酒屋とか、パフェ屋さんとか、富山にも4~5店舗ほどあります。
アッティ
パフェ屋さん!? パフェを食べながらボードゲームをするっていう?
杉木貴文さん
そうです。そういうお店は、富山に点々とあります。
アッティ
なるほど。ボードゲームのメーカーでもあるし、実際にみんながプレイできるようなカフェの経営みたいなこともやる。
さらに、商社的な役割もやるって意味ですかね?
杉木貴文さん
そうですね。
アッティ
他ところにあるボードゲームを販売したりとか?
杉木貴文さん
はい、流通もさせていただいてます。
アッティ
なるほど、そういうことですね。
カードゲームで海外転戦
杉木さんは幼少期から人との交流を楽しむゲームが好きでした。
中学時代にはトレーディングカードゲームにハマり、大学では世界大会にも出場するほどの腕前。学生時代は勉強と並行してゲームに没頭し、プロプレイヤーのような経験をしました。
アッティ
杉木さんが、なぜこういった事業をやり始めたのか。原点である幼少期、どんなお子さんだったんですか?
杉木貴文さん
私は、富山市の水橋にあるお寺で生まれました。
小さい頃から考えることが好きで「なんか難しい子だったんだろうな」と思いますね。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
オセロや将棋などをするのが好きで、あとは算数など、何かを考えることがとにかく好きな子どもだったんですね。
アッティ
なるほど。やっぱりゲーム全般が好きってこともあったんですか?
杉木貴文さん
そうですね。ただ、私はなぜか、あんまりデジタルゲームには興味を持たなくて。
人と対面して遊ぶのが好きでしたね。
アッティ
1人で黙々とやるというよりは、数人で。
杉木貴文さん
たとえば、花札をやったりとか。
アッティ
トランプもそうでしょうしね。
杉木貴文さん
おじいちゃんおばあちゃんと麻雀をやったりとか、そんな感じの子でしたね。
アッティ
会社名の中に「エン」とあるように、「人と触れ合うこと自体も、ゲームの楽しみの一つ」と感じてたんですかね?
杉木貴文さん
そうですね。たぶん、人が好きなんだと思いますね。
ゲームを通じて、お互いの気持ちを読み合ったりとか、それをきっかけにして会話をしたりとか、「人と繋がるためのツールとしてのゲームが好きな子どもだったのかな」と思います。
アッティ
ゲームの中でもいろんな種類がありますけれども。特にやられたのはカードゲームなんですよね?
きっかけって何かあったんですか?
杉木貴文さん
一番最初にカードゲームやボードゲームにドッとハマったのは、中学3年生のときですね。
「トレーディングカードゲーム」と呼ばれる、今でいう「ポケモンカード」とか「遊☆戯☆王」とか。
アッティ
はいはいはい、ありますあります。
杉木貴文さん
そういったゲームの元になったのが「マジック・ザ・ギャザリング」ってゲームなんですけど、それにどハマりしました。
中学生の頃に、富山大学でマジックザギャザリングの大会があったんですよ。
アッティ
それは富山の大会ですか?
杉木貴文さん
富山の大会です。大会の帰り際に、参加者の大学生から「お前ちょっと隣の部屋来い」って呼び出されて。
怖いながらも「何かな…」とついて行って、ドアを開けたら、盤面を広げてボードゲームをやってる人たちがいたんです。
「お前もやっていけ」って言われてボードゲームに触れたのが、今扱ってるようなボードゲームを触り始めたきっかけですね。
アッティ
なるほど。今は作られる側になられていますけど、プレイヤーとしてもいろんな活動をされたんですか?
杉木貴文さん
15歳の頃から、プレーヤーとしてやっていました。
でも、大学生になって東京に行くと、やっぱりプレーヤーもいっぱいいて。
アッティ
レベルも高そうですよね。
杉木貴文さん
たまたま知り合った友達が結構強くて、しっかり練習もする環境で。
そんな中で、マジックザギャザリングには「プロツアー」っていう。
アッティ
プロツアー!? それは世界なんですか?
杉木貴文さん
はい、世界大会がありまして。
アッティ
すごいですね!
杉木貴文さん
大学院の頃は、私もプロツアーに出させてもらって海外で転戦していました。
今でいうeスポーツのプロプレイヤーみたいなことを、一時期やっていましたね。
アッティ
なるほど。もちろん勉強もされてたかもしれませんが、高校生や大学生のときは、やっぱりゲームが主体の生活をされてたんですか?
杉木貴文さん
高校の頃は、正直お金もなかったので、そんなにゲームにのめり込めなかったんです。
でも大学に行ってからは、もう好き放題でしたね (笑)
アッティ
バイトしてお金を稼いで、どんどん使っていくみたいな感じで。
杉木貴文さん
仕送りと、バイトしたお金を、そうやってゲームに使って。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
一応、勉強もそれなりにしっかりしてましたけど。
インテックへの入社
杉木さんは、将来富山にUターンすることをを見据えてインテックに入社しました。厳しい営業部署で鍛えられた後、事業企画部門で新規ビジネス立ち上げを経験。
インテック時代の経験は、現在のエンゲームズ設立の基盤として活かされています。
アッティ
ゲームが大好きでカードゲームのプレーヤーとしても大活躍の杉木さんが、いよいよ社会に出るとなったときに、なぜインテックさんに入社されたんですか?
杉木貴文さん
当時はいくつかの軸で就職活動をして、広告代理店に入るとかいろいろ考えました。
一つの切り口として「実家がお寺なので、いずれ富山に帰らないといけない」ということがあって。
アッティ
実家の寺を継ぐってことですよね。
杉木貴文さん
そんな中で「富山の会社で、面白いことができそうな会社はどこがあるかな?」って、真っ先に思い立ったのがインテックで。
いずれ富山で働くってことを軸にしたときに、一番志望した会社でしたね。
アッティ
インテックさんといえば、ITの大手中の大手の会社だと思います。
そこでされていた仕事や、今振り返ってみると「そういえば、これインテック時代の経験が活きてるな」みたいなことって、何かございますか?
杉木貴文さん
大変良い経験をさせてもらったなと思っています。
最初は、東京のインテックの中でも一番厳しい営業の部署に配属されまして。営業としてあまり成果は出せなかったんですけれども、そこで鍛えていただきました。
そのあとは、事業企画をする部署に配属されます。新しいビジネスを1から立ち上げるにあたって、周りの人を巻き込んで収支の計画を作って、経営の実現性を図ったりという仕事をしました。
そういった経験をさせてもらったのは、非常に大きかったです。
アッティ
今、起業家として事業を立ち上げられたのは、その経験がすごく活きてるからかもしれないですよね。
杉木貴文さん
本当に活きていますね。
アッティ
今回は、社会人としてスタートしたところまでのお話を聞かさせていただきました。
次回は、ついにエンゲームズさんのことについてお話を聞いていきたいと思います。
株式会社Engamesの設立
ボードゲーム事業の創業
杉木貴文さんは、2016年頃からエンゲームズの創業を考え始めます。その背景には、SNSによるボードゲーム人気と全国的なボードゲームカフェの増加がありました。
富山にボードゲームで遊べる場所がないことが課題と感じ、自ら解決を決意。カフェと小売の2本柱で起業し、過去の経験を活かして事業をスタートしました。
アッティ
1回目は、生い立ちから始まって、社会人になるところまでの話をお聞きしました。
大学生のときには、海外のプロツアーにも出られてたということで、そのときはまだプレイヤーがメインだったんですよね。そこからインテックさんを経て、いよいよ起業をされたと。
インテックさんというと上場企業で、それこそ富山だけではなく、全国で活躍をするすごい会社じゃないですか? そこを卒業して起業をしようっていうのは、だいぶ勇気が必要だったんじゃないですか?
杉木貴文さん
正直、勇気が必要なところはありました。
でも、今後もインテックで働き続けることに不安を覚えていたタイミングでもあったので。
アッティ
なるほど。エンゲームズの創業は、いつ頃から考えていたんですか?
杉木貴文さん
私、7年半前の2017年に起業したんですけれども、その1年ぐらい前から真剣に考え始めましたね。
きっかけは、2016年頃、SNSの影響で少しずつボードゲームに火がついたことです。
その頃に流行り始めたYouTubeやニコニコ生放送のようなSNSで、個人の方や一部の芸人が動画や音声などを配信するようになったんですよね。
その影響で、私の会社の祖業でもある「ボードゲームカフェ」という業態が、全国でパーッとでき始めました。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
そんな中、まだ富山にボードゲームカフェは一つもなくて。せっかくボードゲームっていう面白いものがあるのに、富山で遊べなかったんですよ。生まれた場所で遊べなくなっちゃうって、すごいもったいないと思って。
地方でもちゃんと遊べる環境を作らなきゃいけないってなったときに「じゃあ、誰がやるのか?」って考えたら「僕なのかな…」と思って、創業した形になります。
アッティ
そうすると、創業のスタートは、まずカフェだったわけですか?
杉木貴文さん
そうですね。
アッティ
ボードゲームができるカフェでのスタートだったんですね。
杉木貴文さん
ただ、正直カフェ1本でやっていくのは自信がなかったので、最初は「小売」と「カフェ」の2本柱で創業しました。
ボードゲームメーカーに勤めてる友人や、メーカーでアルバイトさせてもらっていたときのツテをたどって、メーカーのゲームを仕入れて、富山の実店舗で販売するという形で。
世界のボードゲーム市場
ボードゲームは世界中で人気があり、主要国はドイツ、フランス、アメリカです。
日本市場は遅れており、人口比で消費額が主要国の20分の1程度。
杉木さんはこの状況を20倍の成長余地があると捉え、日本市場の拡大を目指しています。
アッティ
ボードゲームは、世界中で遊ばれているものなんですか?
杉木貴文さん
ボードゲームは、もう世界中で遊ばれてます。
特に、ドイツ、フランス、アメリカ、この3つが主要な国ですね。
アッティ
日本ではないんですね?
杉木貴文さん
はい。正直なところ、日本はかなり遅れている国です。
人口に対しての消費額でいうと、20分の1とか。
アッティ
全然ですね。
杉木貴文さん
はい。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
逆に言うと、日本では20倍の伸びしろがあると思って頑張ってます。
海外ゲームの出版事業
杉木貴文さんは小売業を通じて、海外の優良ゲームが日本に十分に入ってきていない現状に気づきました。
年間3,000〜4,000種類出版される海外ゲームの中から、実際に遊んで面白さを確認し、日本独占代理店として輸入販売を開始。
カフェと小売から始まった事業が、メーカー的役割も担うようになりました。
アッティ
小売の話がありましたが、海外のゲームが日本に来たり、日本のゲームが海外に行ったりすることもあるわけですか?
杉木貴文さん
もちろん、それもあります。
ただ、海外ゲームが日本に入ってくるときにはタイムラグがあるんです。小売の事業を始めてみて気づいたのですが。
アッティ
そうですよね、言葉も違いますしね。
杉木貴文さん
小売業をやり始めて「日本に来たら絶対売れるだろうな」って良いゲームも、なかなか入ってこない状況があることに気づいたんですね。
アッティ
なるほどなるほど。
杉木貴文さん
そこで「海外のゲームを日本で販売する」という新しい事業も始めました。
アッティ
小売の中でも、日本のものを売るパターンからスタートして、海外のものを仕入れて売り出すみたいなことをなさっていたわけですね。
杉木貴文さん
そうですね。海外のゲームを日本に仕入れているメーカーにも力やリソースの限界があって、十分に入りきれていないという環境に気づいて「自分でも仕入れてみよう」って思ったんです。
アッティ
なるほどなるほど。カフェと小売、その両輪でスタートして、そこからメーカーにもなっていくんですね。
杉木貴文さん
海外のゲームの日本語版で、まだどこのメーカーからも出ていないものを見つけて、日本の独占代理店として仕入れて販売する。ゲーム業界の中で「出版」といわれる業態なんですけど。
小売をやってる中で「こういうところが足りない」と気づいたので、やり始めたんです。
アッティ
ボードゲームは、海外では年間どのぐらい作られてるものですか?
杉木貴文さん
今は年間で大体3,000~4,000種類ぐらいのゲームが出ています。
アッティ
すごい! その中でも、そんなにたくさんは日本に引っ張ってこれないじゃないですか?
杉木貴文さん
そうですね。
アッティ
どうやって選ばれてるものなんですか?
杉木貴文さん
基本的には、実際に遊んでみて、その面白さを感じるのがベストです。
ルールを読んで面白さを想像してみて、よさそうだと思ったらサンプルを取り寄せて遊んでってところまでやってますね。
オリジナルゲームの開発
株式会社エンゲームズは、海外ゲームの輸入販売に加え、新しくオリジナルゲームの開発事業も始めました。
富山のゲーム愛好家が考案した「ノコスダイス」は、約60カ国での販売が見込まれています。
オリジナルゲームの開発に向けて、専門人材の採用も進めているところです。
アッティ
オリジナルのゲームも作られているんですか?
杉木貴文さん
今、自社のオリジナルゲームもいくつか作り始めています。
大きな目的は、自分たちで作ったオリジナルゲームを海外で売っていくことですね。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
1つ目に作ったのは、「ノコスダイス」というゲームです。
これは今、海外の60カ国ぐらいで販売できる見込みになっています。
アッティ
もう、既に売られてるんですか?
杉木貴文さん
今、契約作業中ですね。
アッティ
60カ国ってすごいですね!
ちなみにどんなゲームなんですか?「ノコスダイス」っていうのは。
杉木貴文さん
「ノコスダイス」っていうのはですね…。
アッティ
簡単には説明できないですよね (笑)
杉木貴文さん
簡単に説明ができないんですけど、カードゲームの中で「トリックテイキング」っていう古くからあるトランプで遊ぶようなジャンルがありまして。
昔のWindowsの中に入っていた、「ハーツ」ってゲームのような。
アッティ
ありましたね!
杉木貴文さん
あれに近いです。
アッティ
なるほど!
杉木貴文さん
基本中の基本に革新的なひねりを加えたゲームでして、富山のゲーム愛好家の方が考えたゲームなんですよ。
それを商業製品としてEngamesで製品化して、世界中に営業して回って。今、大体50~65か国ぐらいで売れる見込みがついてきた段階です。
アッティ
それは、日本でも販売されてるんですか?
杉木貴文さん
日本でも販売してます。
アッティ
もう既にされてるんですね。
杉木貴文さん
ただ、これまで2回作った分はもう全て完売してるので、次の生産待ちになってます。
アッティ
出来上がったゲームをプレイヤーとしてカフェでやる。そして海外のゲームを持ってきて、それを売る。
それもそれで大変だと思うんですが、「オリジナルをゼロから作っていく」って全然考え方が違う事業だと思うんです。
杉木貴文さん
そうですね。
アッティ
そこらへんの違いってあるものなんですか? そこには夢があるような気もするんですが。
杉木貴文さん
オリジナルのゲームを作るところは、大きなターニングポイントの一つになりましたね。
オリジナルゲームを作る人員の採用もしてますし、これからまだまだ作っていかないといけない。でも、非常に労力がかかるところなので、正直、そこの体制の構築はまだまだこれからというところではあります。
エンゲームズとお寺の事業
杉木貴文さんは、5年後をめどに実家のお寺を継ぎ、エンゲームズとお寺、2つの法人経営という形をとる予定です。
これまで自分のお寺や、他のお寺でゲーム会やボードゲーム体験会を実施したこともあります。
アッティ
ボードゲームの事業をやりながらも、お寺の事業もあるわけですよね?
杉木貴文さん
そうですね。
アッティ
これを引き継いでいかれるのかちょっと分かりませんけれども、どうされる予定ですか?
杉木貴文さん
水橋のお寺はいずれ継がなきゃいけないので、おそらく5年後ぐらいにはお寺の方にも入ります。
アッティ
入られるんですね!
杉木貴文さん
入ります。
アッティ
お寺とエンゲームズの両輪。経営じゃないですけどね。
杉木貴文さん
お寺も経営なんですよ。
ですので、2つの法人を経営するという形になります。
アッティ
さすがに、そこに相乗効果はないですよね?
杉木貴文さん
お寺に子どもを集めて、ゲーム会などをやったりしています。
他のお寺で、ボードゲームの体験会をやらせていただいたことも2~3回。
アッティ
なるほど。寺子屋のような感じで、なんとなくイメージつきますね。
ということで、今回はエンゲームズさんの事業内容についてお聞かせいただきました。次回は、今後の戦略についてお話をいただきたいと思っております。
株式会社Engamesの事業内容
富山県の「T-Startup企業」
エンゲームズは富山県の「T-Startup (ティースタートアップ)」支援事業に2年連続で選出されました。
県と県の委託事業者が会社の成長に必要な分野を分析し、オーダーメイドの支援を提供。専門家の助言を受けながら、企業の成長に必要な要素の補強に取り組んでいます。
アッティ
前回は、エンゲームズさんの事業内容をより細かくお話いただきました。今回は3回目ということで、今後の戦略についてお話をいただきたいなと思っています。
ここ最近、富山県がやっている「T-Startup (ティースタートアップ)」というね、6社でしたかね?
杉木貴文さん
そうです、毎年6社。
アッティ
6社を選んで、集中的にスタートアップ企業の支援をしているんですよね。
そこに選ばれたということでありますが、これで2回目になるんですか?
杉木貴文さん
昨年(2023年) に引き続き、今年で2回目の選定をいただきました。
アッティ
どういう支援を受けるものなんですか?
杉木貴文さん
ありがたいことに、今、会社の成長に足りないものは何かという分析を経た上で、県と、県の委託事業者の専門家の方に来ていただいて、オーダーメイドでやっていただいています。
アッティ
なるほど。当然その中には、今後の戦略についての話もたくさん出ていらっしゃることだと思います。
海外展開の戦略
エンゲームズは海外展開を主軸に据え、オリジナルゲームの輸出と他社ゲームの販路開拓支援を進めています。
円安基調を活かし、富山県の外貨獲得に貢献。
従来の海外ゲームの輸入の流れから日本ゲームの輸出へと転換し、富山を日本と海外を結ぶボードゲームのハブにする構想を描いているところです。
アッティ
今後、エンゲームズさんが進めようとしている戦略はどういったことですか?
杉木貴文さん
まず、大きく進めようとしているのは、海外への展開ですね。
アッティ
海外展開!
杉木貴文さん
円安が落ち着いてきたとはいえ、まだまだ円安基調は進むかなと思っていて。
そんな中で富山県に外貨を獲得してくるため、前回話したオリジナルゲーム「ノコスダイス」を含め、新しいオリジナルゲームを作って海外に持っていきたいと考えています。
また、今回のノコスダイスで海外とのチャネルを構築をすることができたので、他の日本メーカーのゲームの海外販路開拓を支援する事業を進めようとしています。
アッティ
今まで海外のゲームを日本に持ってきて販売していたのが、今度は逆に行くっていうことですよね。
杉木貴文さん
はい、今までは海外のものを日本に、これからは日本のものを海外に。
「エンゲームズという富山の会社を通じて、富山が日本と海外を結ぶハブになる」そんな会社になれればなと思っています。
新オフィスへの移転
エンゲームズは富山市の中心市街地である五福から、郊外にある射水市小杉の流通団地へ移転しました。
きっかけは大家さんの都合でしたが、通販事業の急成長に伴う倉庫拡張のニーズにも合致しています。
中心市街地から離れる懸念をよそに、店舗売上は1.5倍に増加。物流の利便性と既存顧客の継続利用で、移転は事業拡大の好機となりました。
アッティ
もともと事業をスタートされたのは、富山大学の近くになるんですか?
杉木貴文さん
そうですね。富山大学の近く、五福の大学前電停から1本路地を入ったところに会社がありました。
アッティ
で、最近拠点を移転されたということですよね?
杉木貴文さん
はい、今は射水市です。
小杉インターの近くに流通団地があるんですけれども、その中の一角に構えさせていただいてます。
アッティ
何か移転した理由というか、きっかけみたいなのはあるんですか?
杉木貴文さん
正直、そこまで能動的なものではなかったんです。大家さんから「出ていってほしい」という話があって。
ただ、これからの事業成長を考えたときに、先んじて移転ができたとも解釈できます。通販の事業が年率30%とか40%で伸びている中で、倉庫が足りなくなるのは目に見えてたので。
アッティ
なるほど。日本の物を海外にという話でいえば、場所はそんなに遠くないんですかね?
杉木貴文さん
そんなに遠くないです。ただ、移転すると富山県の中心市街地である富山市から外れるってことになるので、どうなるかなという不安はありました。
でも、今のところお店の売り上げは大体1.5倍ぐらいに伸びていて、非常に良い移転になったなと思っています。
アッティ
それは、カフェも続けて?
杉木貴文さん
はい。
アッティ
そうすると、五福にいらっしゃっていた方々も結構そっちに来られているわけですか?
杉木貴文さん
そうですね、来ていただいてます。
アッティ
なるほどわかりました。
物流という一つの理由から、射水市の小杉が最適だろうということだったんですね。
杉木貴文さん
はい。
富山から世界進出へ
エンゲームズは以前、東京進出を試みましたが「ボードゲーム事業において、東京拠点の必要性は低い」と判断し、撤退しました。
人材が揃えば地方でも日本と世界を繋ぐ仕事が可能と考え、富山での事業展開に注力。現在は富山を拠点に世界展開を目指しています。
アッティ
東京などに進出することは考えられてるんですか?
杉木貴文さん
実は以前ご縁があって、2年前に一度、東京進出をしたんです。
富山出身の方が経営されていた神保町にあるボードゲームカフェを事業譲渡してもらったんですが、ちょっとうまくいかなくて。1年経たずぐらいで撤退させていただきました。
アッティ
カフェという業態で東京進出はあるとしても、日本の物を海外に売るとか、海外のものを買ってきて日本に流通させるということを考えると、別に東京がベースにある必要性はないってことなんですか?
杉木貴文さん
そうですね。ボードゲームに関していうと、人材さえ揃っていればどこでも仕事ができるのが良いところで。
富山の地でも、日本と世界を繋ぐ仕事は十分にできるかなと思っています。
エンゲームズに集まる人材
エンゲームズの正社員は3名です。うち1人はアルバイトからの昇格で、残り2人は業界大手メーカーの社員や、広島のラジオディレクターという経歴を持つ転職者。
転職者の2人は移住者でもあり、富山は「住みよいまち」だと実感しています。
アッティ
現在、富山だけではなく県外でも、いろんな企業さんが人材難で困ってらっしゃるじゃないですか。
エンゲームズさんは、ある意味特殊な事業をされていますが、人材採用の面ではどうですか?
杉木貴文さん
今、弊社は正社員が3人いて。そのうち1人はずっとアルバイトをしてくれてた方を昇格したんですよ。
あと2人の方は、いずれも移住組ですね。
アッティ
移住組ですか!?
杉木貴文さん
1人は、東京にある業界最大手のメーカーから。もう1人は、広島のラジオ局でディレクターをされてた方。
その2人が、転職してエンゲームズに入っていただいたという形になりますね。
アッティ
なるほど。この番組のゲストで来られてる企業さんは面白いことや魅力的な事業をされてる方が多いので、当たり前のように県外から人が来るんですね。
「当たり前」という言い方はおかしいかもしれませんが、距離とか場所の問題じゃなく「やりたいことがあるからそこに行く」みたいな感覚の人が増えてきた気がしますよね。
杉木貴文さん
そうですね。あとは、富山に住まれてる社員さんに聞くと「富山は住みよいまち」だと言っていただけていますね。
アッティ
確かに確かに!そうですね。
オリジナルゲーム「とやまっち」
エンゲームズは北日本新聞の「富山もよう」と協力し、富山の海産物をモチーフにしたオリジナルゲーム「とやまっち」を開発しました。
神経衰弱をベースにした富山湾の魚介類を集めるゲームで、現在、全国100店舗で販売され、富山のPRにも貢献。
今後は観光土産としての展開も視野に入れ、地域の魅力発信を目指しています。
アッティ
最近、オリジナルの富山のボードゲームを作られたんですよね?
杉木貴文さん
北日本新聞さんの「富山もよう」のイラストを使った「とやまっち」を開発しています。富山の海産物をモチーフにした神経衰弱のようなゲームですね。
富山をモチーフにした新しいゲームを作りたくて「どんなイラストにすればいいか」と考えていたときに見つけたのが、北日本新聞さんの「富山もよう」でした。
その中に、富山湾の海産物がいろいろ描かれている「KAISEN」って呼ばれる模様があったんです。これが可愛らしくてピッタリだったので、北日本新聞さんに「コラボさせてください」って。
アッティ
デザインが魚介だとすると、やっぱりゲームの内容も絡んできてるものなんですか?
杉木貴文さん
「とやまっち」は神経衰弱のようなゲームで、同じような柄を集めようというテーマになってます。
シロエビをいっぱい集めようとか、紅ズワイガニをいっぱい集めようとか、中には何もない「スカ」で網しか上がってこないみたいなカードもある。そんな感じのゲームになっています。
アッティ
カードが裏がえしになっていて、めくると紅ズワイやシロエビなどの柄があり、同じ柄を何枚か連続してめくれば、そのカードがゲットできるっていうイメージですよね?
杉木貴文さん
普通の神経衰弱だと、2枚セットで取ればいいですよね。ところが、このゲームは難易度が海産物によって変わっています。
例えば、ホタルイカは2枚連続、シロエビは3枚連続、ベニズワイガニにいたっては4枚連続でめくらないといけない。でも、その分点数も高いというゲームになってます。
アッティ
取ったカードの点数を競うゲームになるわけですね。
杉木貴文さん
そうですね。
アッティ
もう発売されてるんですか?
杉木貴文さん
2024年の8月22日に発売しまして、たぶん今、全国100店舗ぐらいのお店で販売しています。
アッティ
全国で売られてるんですね!? 富山だけじゃなくて。
杉木貴文さん
そうなんです。
アッティ
いいですね、それは。
杉木貴文さん
ですので、富山の宣伝にもなってるかなと思いますね。
アッティ
すごいなりますよね! やっぱりボードゲームコーナーに置かれるものなんですか?
杉木貴文さん
ボードゲームコーナーに置かれています。でも富山においては、これから営業しなきゃいけなくて。
お土産店とか、駅のお土産屋みたいなところに置いていただいて「富山に来た帰りに買ってもらえると嬉しいな」と思っています。
アッティ
それ、いいですね!
3回目は、エンゲームズさんの戦略についてお聞かせいただきました。
まさかオリジナルゲームを富山の題材で作られてるとは。驚きでしたが、すごい夢ある話ですよね。
杉木貴文さん
はい、ありがとうございます。
アッティ
次回4回目は、富山への想いについて語っていただきたいと思います。
富山への想い&オススメ店&リクエスト曲
ふるさと富山について
杉木貴文さんは、富山を愛し、その魅力を世界に伝えたいと考えています。
そのために海外の展示会では富山のPRを行い、自身の店舗も外国人観光客の訪問先になりつつある状況です。
アッティ
最終回になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
杉木貴文さん
はい、よろしくお願いします。
アッティ
まずは、ふるさと富山についての想いを少しお聞きしたいなと思います。
杉木さんは、県外で働かれた経験やツアーで海外をまわられた経験もありますよね。そういった広い目線もある中で、ふるさと富山についてお聞かせいただけますか?
杉木貴文さん
まず私自身、富山が大好きで「いずれは富山で暮らしたい」と思って、ずっと生きてきています。
でも、仕事をしてる中で痛感するのは「富山は魅力がいっぱいなのに、まだまだ伝わってないところが多いな」ということです。
海外のボードゲームの展示会などで「日本から来たんだよ。北陸って知ってる?」って言うと、北陸はまだギリギリ知ってる人がいるんです。
アッティ
そうなんですか。
杉木貴文さん
「北陸に行ったよ」って言われて、「どこに行ったの?」って聞いたら「白川郷と金沢だよ」って。
「白川郷と金沢に行ったんだったら、絶対に富山通ってるはずなんだけどな…」みたいな。
今は通過されてしまっているので、これからは「世界に富山の名前を轟かせることができればな」と思っています。
実際、海外の展示会に富山のパンフレットを持っていって、富山の宣伝も一緒にしているんですよ。
アッティ
素晴らしいですね。なるほどなるほど。
杉木貴文さん
来月もドイツの展示会に行くので、県の観光課さんにドイツ語や英語のパンフレットを頂いて配ってこようかなと思ってます。
アッティ
いつかもしかしたら、杉木さんのお寺にも海外の方が来られて、そこでみんなでゲームしてるような未来になるかもしれませんね。
杉木貴文さん
そうですね、いいですね!
アッティ
「富山いいとこだね」みたいな雰囲気になるかもしれないですよね。
杉木貴文さん
実際にインスタグラムでは、海外でもうちのお店のことがちょっと評判になったりしてるんですよ。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
4月にオープンしてからは、2回かな? 北陸観光するときに、海外の方がわざわざエンゲームズにもお越しになられました。
アッティ
観光客により深く入ってもらって、関係人口に繋がるのもいいですよね。
世界に繋がるご商売だけに、その可能性が非常に楽しみですね。
富山県内で大好きな飲食店
アッティ
杉木さんのお気に入りの飲食店をお聞きしたいのですが、どちらかありますか?
杉木貴文さん
「吟チロリ」っていう居酒屋が。気軽に結構行くので、もしかしたら私と出会うかもしれないですけど…
アッティ
吟チロリ (ぎんちろり)? 居酒屋さん?
杉木貴文さん
「吟魚 (ぎんぎょ)」っていう居酒屋の2号店で、新富町の電停の近くにあります。
そこの板前をしてる店長さんが、私の義理の弟なんですね。
アッティ
そうなんですね!?
杉木貴文さん
妹がですね、僕に何も言わずに板前さんと付き合ってて。
アッティ
妹さんはそこで働いてたんですか?
杉木貴文さん
また別のところです。実は、インテックで一緒に働いてたんですよ。
アッティ
そうなんですか!! 縁がありますね。
杉木貴文さん
吟チロリの板前さんが知らない間に妹と付き合ってたので、一時期、私は気づかないうちに妹の彼氏に刺身をひいてもらってたんですよね。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
今では、義弟に刺身をひいてもらっています。
アッティ
なるほど、面白いですね。
吟チロリでのお気に入りは、やっぱりお魚になるんですか?
杉木貴文さん
そうですね。刺身の盛り合わせがおすすめってことで、一番最初に出していただいています。
あとは「地ダコのすり身揚げ」っていうメニューがあって、それもすごく美味しいですね。
アッティ
なるほどなるほど。
杉木貴文さん
あとは、コレ!とは言えないんですけど、「吟チロリ」は季節ごとに旬のものを使ってメニューをどんどん変えていってくれるので、富山湾の四季を感じながらご飯が食べられるお店です。
アッティ
海外の人も行きやすいでしょうから、いいですよね。
何かきっかけを作って、関係人口が膨らむところにも繋がるかもしれないですね。
リクエスト曲
アッティ
杉木さんのリクエスト曲を1曲いただきたいと思いますが、何かございますでしょうか?
杉木貴文さん
くるりの「東京」という曲をリクエストしたいと思います。
アッティ
これはどういった理由で?
杉木貴文さん
僕が大学生になったときによく聞いていた曲なんですけど、この曲は、東京に上京してきた人が地元に残してきた彼女のことを想っているという曲なんですよ。くるりはもともと関西から東京に出てきたバンドで。
僕が大学生になったときによく聞いていた曲なんです。
くるりは関西のバンドで、この曲は、東京に上京した人が地元に残してきた彼女のことを想う曲なんですよ。
アッティ
なるほど。
杉木貴文さん
「東京の街に出てきました。あい変わらずわけの解らないこと言ってます」っていう歌詞から始まるんですけれども。
なかなか東京に馴染めなくて心細くなっていたときに、この曲を聞いて自分を慰めてたんです。
アッティ
同じ心境になりながら、ということですね。
杉木貴文さん
そういう思い出深い曲ですね。
アッティ
それでは杉木さんのリクエスト曲で、くるりの「東京」です。
これからの夢や目標について
杉木さんの目標は、日本のボードゲームを海外に広めることです。
「ボードゲームを日本のカルチャーに」というビジョンには、国内普及と海外での認知向上の両方を込めています。
富山発の世界的企業としての成長が期待され、将来的にはお寺の経営との両輪で操業していく予定です。
アッティ
最後の最後になりますが、杉木さんのこれからの夢や目標についてお聞かせいただけますか?
杉木貴文さん
海外に日本のボードゲームを売っていくことが、今の一番の目標ですね。
「ボードゲームを日本のカルチャーに」ということで企業経営をしていますが、この「カルチャー」には、日本での流行はもちろん、海外でも日本のボードゲームが素晴らしいものだと認知されて「ボードゲームが日本のカルチャーのひとつだ」と思ってもらえるようにという意味も込めているんですよ。
アッティ
ありがとうございます。全4回にわたって杉木さんからお話をいただきました。
富山から世界に。世界に通用するっていうのは、アニメーションなどいろんなものがあると思うんですが、このボードゲームも、これからどんどん伸ばせるご商売だと思います。
また「富山の中で、世界に通用する企業が生まれてきてるのは本当に嬉しいな」と。
そして、富山でこれからお寺も経営されるということで「お寺の中でボードゲームができる、ほのぼのとした空間ができたらいいな」と勝手に思ったりもいたしました。
今月のゲストは、株式会社Engames 代表取締役の杉木貴文さんでした。杉木さん、1ヶ月間どうもありがとうございました。
杉木貴文さん
アッティさん楽しかったです。どうもありがとうございました。
アッティ
この番組のこれまでの放送は、ポッドキャストで聞くことができます。FMとやまのホームページにアクセスをしてみてください。
お風呂の中でのぼせてまいりましたので、そろそろあがらせていただきます。アッティでした。